12月5日令和6年第3回定例会でのあらい 絹世 県議による代表質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
あらい 絹世議員 質問:
仕事と介護の両立を推進していくため、今後、中小企業のビジネスケアラー支援についてどのように理解促進や支援を行っていくのか、見解を伺う。
知事 答弁:
これまで、県は、仕事と介護が両立できる職場環境の整備に積極的に取り組む企業を「かながわサポートケア企業」として認証し、両立に向けて後押しをしてきました。
また、仕事と介護を両立できる職場環境の整備に取り組む県内中小企業に対して、奨励金を交付する事業を、今年度から開始しました。
この事業は、多くの企業からお問い合わせがあり、当初の想定を上回る申請をいただいたことから、9月に申込みを締め切りました。
一方、国の調査によると、介護休業制度の規定がある事業所の割合は、規模が小さい事業所ほど低く、中小企業では、仕事と介護の両立に向けた取組が十分に進んでいない現状があります。
そこで県では、中小企業の理解を広めるため、新たに「かながわサポートケア企業」の優良事例を、企業に送付するメールマガジンに掲載し、両立できる職場環境の整備を促していきます。
また、奨励金事業は、今年度の申請状況等を踏まえ、交付件数の見直しなど、より効果的な事業となるよう検討していきます。
こうした取組によって、県はビジネスケアラーに対する職場の理解が進み、安心して仕事と介護を両立できるよう支援してまいります。