9月25日令和6年第3回定例会での楠 梨恵子県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
楠 梨恵子議員 質問:
そこで、仕事と出産・育児等の両立に向けた職場環境整備について、今後、どのように取り組んでいくのか、知事の見解を伺います。
知事 答弁:
県では、働きながら育児をしている方を対象に個別カウンセリングを実施しているほか、セミナー等で男性の育児休業の取得を呼びかけるなど、仕事と出産・育児の両立を支援する取組を行っています。
しかし、国の調査によると、出産を機に退職した女性の約半数が、「子育てに合わせて柔軟に働ける勤務制度があれば仕事を続けられた」と回答するなど、企業の更なる理解と支援が必要です。
そこで県では、企業による取組を後押しするため、今年度から、仕事と育児の両立等に向けた職場環境整備に取り組む中小企業等に対し、奨励金を交付しています。
具体的には、社内研修の実施や県が主催するセミナーを受講することに加え、新たに妊婦検診休暇や学校行事参加休暇等の制度を設けた企業を対象としており、多くの企業から申請をいただいています。
今後、この奨励金の交付要件であるセミナー等を活用し、企業の好事例の周知を図るなど、更なる取組を進めていきます。
県は、職場環境の整備に積極的な企業を後押しするとともに、仕事と出産・育児等の両立に向けた機運を更に高めるよう、しっかり取り組んでまいります。
要望:
仕事と出産・育児等の両立に向けた職場環境整備についてです。今回、この質問については、2人目の壁という社会課題があるということを知っていただくために質問をしました。共働き世帯が増えた現代において、2人目以降の出産を躊躇させないためには、職場の仕事と出産・育児等の両立における更なる理解が不可欠であると思います。知事からもご答弁いただきました今年度行っております奨励金のような取組を引き続き進めていただきたいと要望するとともに、セミナーでは、ぜひ2人目の壁ということも周知していただくよう要望いたします。