9月25日令和6年第3回定例会での楠 梨恵子県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
楠 梨恵子議員 質問:
国際園芸博覧会、「GREEN×EXPO 2027」に出展する県の庭園には、障がいのある方々も参加できる花壇づくりなど、誰もが楽しめる庭園を設けるべきであると考える。
そこで、障がいのある方も楽しみ、参加できる庭園の出展に向け、県ではどのように取り組んでいくのか、見解を伺う。
知事 答弁:
県では、現在策定を進めている「GREEN×EXPO 2027 神奈川県出展基本構想」において、サブテーマの1つに、「共生社会の実現」を掲げています。
そして、このテーマのもと、障がいの程度にかかわらず、誰もが楽しめる庭園を出展することで、共生社会の実現に向けた取組を世界に発信していきたいと考えています。
具体的には、例えば、車いすの方でも園芸に親しむことができるよう、花を植える位置が高くなっていて作業しやすい花壇を設けたり、ベッドに寝たままでも楽しめるような展示方法を工夫していきます。
また、視覚障がい者や聴覚障がい者の方が、実際に植物に触れたり、香りなどを楽しむことができる「五感で感じる庭園」などを造っていきます。
その上で、実際に障がい者の方に庭園づくりの段階から参加していただきたいと考えています。
さらに、県教育委員会と連携し、県立特別支援学校の子どもたちと一緒に花壇を造っていくことなども検討していきます。
この他にも、今後、障がい当事者をはじめ、施設等で支援に携わっている方や有識者などに意見を聞きながら、出展に向けた準備を進めていきたいと考えています。
県では、このように、GREEN×EXPO 2027において、障がい者の目線に立った庭園の出展を通じ、共生社会の実現を目指してまいります。