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11月29日代表質問「医師の働き方改革と地域の医療提供体制について」

11月29日令和5年第3回定例会での河本文雄県議による代表質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

 

河本文雄議員 質問:

3 県民の安全安心を守る取組について

(2) 医師の働き方改革と地域の医療提供体制について

いわゆる医師の働き方改革の一環として、令和6年4月から、勤務医の時間外労働の上限規制が適用される。

一律に上限規制が適用されると、一人当たりの労働時間が減少し、地域の医療提供体制が維持できなくなる恐れがある。

とりわけ夜間や休日の対応が不可欠な、救急医療には、大きな影響が及ぶことが懸念される。

そこで、医師の働き方改革への対応を図りながら、救急をはじめとする地域の医療提供体制を維持していくため、県は、どのように取り組んでいくのか、見解を伺う。

知事 答弁:

次に、医師の働き方改革と地域の医療提供体制についてです。

来年4月から始まる医師の働き方改革に伴う時間外労働の規制により、特に救急医療については、地域の受入体制に大きな影響を及ぼす懸念があります。

県ではこれまで、医療機関が参加するワーキンググループを地域ごとに開催し、救急医療などに関する議論を重ねてきました。

今後も、こうした場を活用して、医療機関の連携を進め、いわば地域が一つの救急病院となるよう、調整を行っていきます。

加えて、例えば症状の安定した患者を円滑に転院させることによって、救急病院の限られた病床や人材を有効に活用できるよう、病院間の転院調整の支援にも取り組んでいきます。

また、救急医療体制の維持には、県民の皆様の適正な受診というご協力も必要です。

そこで県では、体調の悪化など困ったときに相談いただける体制として、現在横浜市が実施している、救急相談「#7119」について、これを県が主体となって全県で展開する方向で、市町村と調整を進めています。

加えて、県民の皆様に「上手な医療のかかり方」について一層ご理解いただけるよう、市町村とも連携し、情報提供の充実を図っていきます。

こうしたことにより、医師の働き方改革にも対応しながら、地域の医療提供体制を維持できるよう、しっかりと取り組んでまいります。