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11月29日代表質問「若手農業者への支援について」

11月29日令和5年第3回定例会での藤代ゆうや県議による代表質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

 

藤代ゆうや議員 質問:

5 若手農業者への支援について

 

今後、本県の都市農業を持続的に発展させていくためには、貴重な若手農業者が抱える課題に対して丁寧に支援することにより、希望をもって営農を続けられることが必要と考える。

そこで、未来の本県農業を担う若手農業者が農業を続けるために、どのように支援していくのか、環境農政局長の見解を伺う。

 

知事 答弁:

 

若手農業者への支援についてお尋ねがありました。

担い手の減少や高齢化が進む中、県民の皆様に県産農産物を継続的に供給していくためには、新規就農者の確保とともに、若手農業者の経営上の課題解決や経営規模の拡大を支援することが重要です。

そのため、県農業技術センターでは、新規就農者への巡回指導や基本的な栽培技術の研修に加えて、経営発展に向けたビジョンの策定やその実現を目指すためのフォローアップなどの支援を行っています。

さらに、従業員を雇用できる企業的な経営を目指す方には、労務管理やマーケティングなど、経営者に必要な能力の向上を図る「かながわ農業版MBA研修」や、規模拡大に必要な施設・機械導入の補助による支援を行っています。

一方、個々の農業者が抱える経営上の課題は、その状況によって様々であり、その解決には経理や財務などの高度な専門知識が必要になることから、そうした点についても支援していく必要があります。

そこで、県では、関係機関と連携して開設した「神奈川県/農業経営・就農支援センター」から、税理士や中小企業診断士等の専門家を農業者に派遣して、経営の改善や販路の拡大、経営継承などの課題の解決を支援していきます。

また、人手不足の中で経営規模を拡大するには、農作業の更なる効率化を進めていく必要があります。

そこで、今年度から本格的に開始した補助事業により、草刈りロボットやGPSを活用した直進アシスト型トラクターなど、スマート機器の導入を支援していきます。

こうした取組により、若手農業者が将来に希望をもって経営発展に取り組めるよう、きめ細かく支援してまいります。