12月4日令和6年第3回県議会定例会において一般質問を行いました。
以下が内容です。
桝 質問:
土地利用規制の緩和に向けた都市計画の変更手続のなかの意見交換会やパブリックコメントにおいて、広域避難場所の機能を担うゴルフ場の存続を求める多くの市民の声がある一方、規制緩和に伴う、現在の緑地減少への懸念や、隣接する道路の歩行空間の確保などを求める声があったことも承知している。
茅ヶ崎ゴルフ場の次期利活用にあたり、地元住民の要望等について、どのように対応していくのか、見解を伺う。
知事 答弁:
今年3月、地権者である県及び茅ヶ崎協同株式会社と地元茅ヶ崎市の3者で、茅ヶ崎ゴルフ場は、令和8年度以降もゴルフ場として利活用していく旨の申合せを締結しました。
このため、市は、ゴルフ場西側区域の土地利用規制の緩和を行い、飲食店等の収益事業による事業性の確保と、まちの更なる魅力づくりを目指して、現在、都市計画の変更手続を進めています。
この変更手続に係る市民との意見交換会等では、ゴルフ場西側の開発に伴う樹木の伐採により、景観が阻害されるのではないか、という懸念の声が挙がっています。
また、ゴルフ場に隣接する市道については幅員が狭く、歩行者の安全性の向上を求める意見もありました。
さらに、新しく建物を建てるのであれば、津波から避難出来る建物にして欲しいとの声も挙がっているとも聞いています。
そこで、市では、ゴルフ場西側の緑化率を15%から20%に引き上げるとともに、敷地内に歩行空間を確保することを定めた都市計画の策定を進めています。
県としても、事業者の募集にあたり、こうした都市計画を遵守するとともに、新しい建物等に津波避難所の機能を持たせることなどを求めていきます。
こうしたことにより、地元の住民の皆さんの声にも配慮した、魅力ある施設となるよう、次期利活用に向けて取り組んでまいります。
要望:
茅ヶ崎ゴルフ場の次期利活用に向けた状況やこれからの取組について、地元の声をよく聞きながら、具体的に進めていくということを伺った。
茅ヶ崎ゴルフ場は地元の期待も高く、立地も素晴らしいと思っており、神奈川県に観光・スポーツ等様々の観点から寄与すると考えている。
地元は引き続きゴルフ場の存続を強く望んでおり、令和8年度からの次期利活用に向け、地元の意向を引き続き丁寧に聞いて、事業者公募に向け取り組んで頂くよう要望する。