12月4日令和6年第3回定例会での田中 洋次郎県議による代表質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
田中 洋次郎議員 質問:
地域まるごとホテル事業は、地域の空き家などを活用して宿泊施設を営む事業者や、地元の食材を使った料理を出す飲食店、地域固有の資源をアクティビティとして提供する観光事業者などが一体となって、滞在型の宿泊客を呼び込む、「アルベルゴ・ディフーゾ」というイタリアの地域活性化手法を参考にした取組であり、三浦半島地域の活性化にも有効に機能するのではないかと、その進捗に特に注目をしている。
そこで、三浦半島地域の活性化に向けて、地域まるごとホテル事業に、今後どのように取り組んでいくのか、見解を伺う。
知事 答弁:
県は今年度から、宿泊施設やレジャー施設などの様々な事業者が一体となって、地元の文化、歴史などの地域資源をつないだ回遊プランを用意し、地域が一つのホテルのようになって観光客をおもてなしする「地域まるごとホテル@三浦半島」事業を開始しました。
5月に事業者募集を開始し、8月末には三浦市三崎港エリアにおいて「古民家で港町の暮らしに触れる」滞在を核とした事業を第一号として採択し、来年4月以降の宿泊客受入れに向けて事業者が準備を進めています。
その他にも現在複数の事業者が採択を目指し、地域の固有の魅力を活かしたストーリーなどの検討を進めており、県も計画策定に向けた伴走支援をしています。
今後は、多くの方に地域まるごとホテルの存在やそのエリアの魅力を知ってもらい、県内外問わず多くの観光客を呼び込む必要があります。
そこで来年2月頃から、地域まるごとホテルの認知度向上を目的としたプロモーションを本格的に開始します。
具体的には、「地域まるごとホテル@三浦半島」の愛称やキャッチコピーなどを決定して打ち出すとともに、SNSでエリアの魅力などを発信します。
さらに、来年度に向けて、三浦半島に何度でも来訪してもらえるよう、旅行に行く前や帰った後に、旅先の地域の方と交流できる場を設けるなど、三浦半島のファンを増やす取組についても検討していきます。
こうした取組により、三浦半島のマグネット力を高め、三浦半島の活性化を図ってまいります。
要望:
コロナ禍で減少した観光客を三浦半島に取り戻す、そしてたくさんお金を使っていただけるような目玉として、地域まるごとホテルの取組には期待している。今後プロモーションをSNS等で力を入れながら進めていくとご答弁いただいたが、地域まるごとホテルを多くの方に知ってもらうとともに何度でも訪れてもらえるよう、地元の民間事業者などとも連携をして、効果的に展開していただくよう、要望する。