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9月12日代表質問「eスポーツ活用の取組について」

9月12日令和6年第3回定例会での原 聡祐県議による代表質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

原 聡祐議員 質問:

本県においては、企業や自治体へのヒアリングなど、様々な情報収集を進めるとともに、知事と若手職員との意見交換を実施し、eスポーツ活用に向けた全庁的な議論が進められていると承知している。
年齢、性別、場所、障がいの有無にかかわらず、誰もが参加できるという特徴を持ち、将来的な発展も見込まれるeスポーツについて、県の取組が期待されるところである。
そこで、本県のeスポーツ活用の取組について、今後どのように進めていくのか、所見を伺う。

知事 答弁:

eスポーツは、年齢、障害などの壁を越えて、誰もが楽しめるゲームが多くあることから、未病改善や、ともに生きる社会の実現など、神奈川らしい施策の推進に活用していきたいと考えています。
そこで県では、今年度はまず、eスポーツの活用事例の受付窓口の設置のほか、専門的知見を有するアドバイザーの配置など、検討体制を整えてきました。
そして、認知症未病改善に資する具体的な取組として、シニア向けeスポーツ全国大会を実施し、今月22日、決勝大会を横浜で開催することとしています。
また来年度に向けては、国際交流イベントや婚活イベントでの、コミュニケーションツールとしてのeスポーツの活用を検討しています。
一方、eスポーツの活用を進める際には、ゲーム障害対策についても、取り組んでいく必要があります。
そこで県では、eスポーツをプレイする方々にゲーム障害の危険性等について分かりやすく説明する動画を作成するなど、啓発活動も併せて進めていきたいと考えています。
このようにeスポーツの課題にも対応しながら、神奈川らしいeスポーツの活用を進めてまいります。

原 聡祐議員 再質問:

eスポーツは、大会やイベントを誘致・開催することで、人々を呼び込み、地域のにぎわいをもたらす効果もあると認識しています。
県として、地域のにぎわい創出を目的としたeスポーツの活用について、どのように考えていくのか、知事の見解を伺います。

知事 答弁:

eスポーツイベントを誘致・開催することによる地域のにぎわい創出についてお尋ねでありました。
若者に人気のあるeスポーツイベントの開催により、地域に人を呼び込み、にぎわいを創出している事例が県内でも見られる一方、現時点で半数以上の市町村は、eスポーツの活用を検討していない状況もあります。
そこで、県では、今後、市町村に活用事例を紹介し、必要に応じてeスポーツアドバイザーを派遣し、活用に向けて支援を行います。また、市町村が行うeスポーツイベントを県も積極的にPRしてまいります。
こうしたことにより、県内市町村と一体となってeスポーツの活用を進めてまいります。

要望:

IOCや政府の動きなどを考慮すると、eスポーツは今後、国内外の多くの人々が楽しむ競技としてさらに発展し、社会の活性化に寄与していくことが期待されるところであります。
そのような中、本県におけるeスポーツの活用については、年齢、性別、場所、障がいの有無にかかわらず、誰もが参加でき、遠隔でも実施できるという特徴を活かし、神奈川らしいeスポーツを活用した施策を進めていただくように要望をいたします。