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9月12日代表質問「県立保健福祉大学における人材の確保・育成について」

9月12日令和6年第3回定例会での原 聡祐県議による代表質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

原 聡祐議員 質問:

他の大学等では、成績優秀な学生に対して一定期間の学費を無償とするなどのインセンティブを与えている事例もあるが、保健福祉大学においても、様々な工夫をこらして、優秀な人材が大学を受験したくなったり、在校生の学習意欲を一層高める仕組みを作ったりしていくことが必要ではないかと考える。
そこで、県立保健福祉大学において、将来の保健・医療・福祉のリーダーとなる優秀な人材を確保・育成するため、さらなる取組が必要と考えるが、見解を伺う。

知事 答弁:

県では、公立大学法人である保健福祉大学に関する今年度から6年間の「第二期中期目標」の中で、「より優秀な学生の確保」や、「地域や国際社会においてリーダーとして活躍できる人材の育成」といった項目を位置づけ、指示しています。
これを踏まえて、大学では県内外の高校への訪問による説明や、休日を活用したオープンキャンパス、体験授業等を行うなど、より多様で優秀な学生の獲得に取り組んでいます。
また、県内の他の公立大学とも比較して、高額となっていた入学料についても、来年度の入学生から2分の1に減額し、適正化を図ったところです。
一方で、地域の保健・医療・福祉を支えるリーダーとなる人材を育成していくためには、より優秀な学生を確保するだけでなく、在学中の学習意欲をさらに高めていく取組も必要です。
そこで県は、例えば成績優秀者の授業料が実質的に無償となるような奨学金など、受験生や在学生のインセンティブとなる新たな方策について、大学と連携して検討していきます。
その際には、そうした人材が将来、様々な形で県に貢献いただけるような仕組みについても、盛り込んでいきたいと考えています。

要望:

保健・医療・福祉分野を取り巻く環境は大きく変化している。「優秀な人材」とは、単に成績が優秀というだけでなく、このような環境の変化に対応し、新たな課題の解決に向けて取り組むことができる能力を備えた人材だと考える。
保健福祉大学の新たな取組について検討する際には、将来必要とされる「優秀な人材」の育成につながるような協議を進めていただきたい。