9月12日令和6年第3回定例会での原 聡祐県議による代表質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
原 聡祐議員 質問:
金属類の盗難は、県民の日常生活に支障を来すばかりでなく、脱炭素社会の実現にも影響を及ぼしかねない問題であり、また、金属価格が高騰する中、今後も発生が懸念されるため、社会全体で取り組んでいかなければならない大きな課題である。
そこで、県内における金属類の盗難の現状と、県警察の取組について伺う。
警察本部長 答弁:
本年7月末現在の県内における金属類の盗難の状況は、暫定値ではありますが、認知件数は319件となり、前年同期と比べて37件増加しております。
このうち、太陽光発電施設の金属ケーブルを対象としたものは73件となり、前年同期と比べて62件増加しております。
県警察では、こうした現状を踏まえ、取締りを強化して早期検挙に努めるとともに、被害状況に基づくパトロールなどの警戒活動を実施しております。
また、関係機関、団体等と緊密に連携し、被害対象者となり得る事業者に対する発生状況等の提供や、フェンス、警報装置、防犯カメラの設置などの自主防犯対策の周知を行っております。
さらに、金属類の買取り業者等に対しては、買取りの際の本人確認や、持ち込まれた金属類が不正品の疑いがある場合の警察への通報を依頼しております。
県警察では、引き続き、組織の総力を挙げて検挙活動を強力に推進するとともに、関係機関等とも連携した抑止対策を進め、こうした取組の成果や被害品の処分状況等の実態を踏まえつつ、規制の在り方についても幅広く検討してまいります。