Skip to content

9月20日一般質問「県立スポーツ施設におけるWi-Fi環境の構築について」

9月20日令和6年第3回定例会での田中 信次県議による一般質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

田中 信次議員 質問:

インターネットはスポーツの魅力を伝える新たな手段として今後も広がっていくと考えられ、その結果、データの量を気にせず安定的に通信ができる環境は、インターネットを最大限に活用するために不可欠なインフラとなってくるであろうと考える。

こうした状況を踏まえると、県立のスポーツ施設にWi-Fiが利用できる設備を導入し、利用者が気軽に大容量の通信を行うことができる環境を、県として整える必要があると考える。

そこで、県立のスポーツ施設におけるWi-Fi環境の構築について、どのように考えているのか、見解を伺う。

局長 答弁:

県立スポーツ施設におけるWi-Fi環境の構築についてお尋ねがありました。

まず現状ですが、スポーツセンターでは、東京2020大会に向けた海外チームの事前キャンプ受け入れを視野に入れ、施設の利用者が無料で利用できるWi-Fi環境の整備を行いました。

そのほか、武道館を含む大半の県立スポーツ施設には、通信事業者により、公衆無線LANのアクセスポイントが設置されています。

しかし、これらの公衆無線LANは、大規模災害時を除いて、利用できる方が限られていることに加え、電波の届く範囲も施設全体をカバーするものとはなっていません。

そのため、全ての利用者が、広いスポーツ施設の敷地内で、自由にインターネット通信を行うためには、施設全体をカバーするWi-Fi環境の整備が望ましいところですが、そうした大容量のWi-Fiについては、一定の整備費用や維持管理コストが必要となります。

そこで、まずは、各施設ごとに、実際にどの程度活用される見込みがあるのか、利用者のニーズを把握するとともに、具体的な整備費用なども整理していきます。

その上で、費用対効果を確認するなど、Wi-Fi環境の整備の必要性について、丁寧に検討していきたいと考えています。

 

要望:

武道館がコロナ禍において一時避難施設として活用されたように、県立スポーツ施設は災害時等における避難場所となる可能性は高いと考えられます。そのため、避難してくる県民の通信手段や情報収集のためにWi-Fi環境を整備することは、ライフラインの確保という点からも重要です。

今回はWi-Fiを題材としたが、今後もスポーツ振興のため、利用者の声に耳を傾け、必要な環境整備を実施するなど、よりよい施設としていくために不断の努力をされるよう、要望します。