9月25日令和6年第3回定例会での細谷 政幸県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
細谷 政幸議員 質問:
令和6年7月に、神奈川県教育委員会と神奈川県選挙管理委員会との間で、協力連携に関する協定が締結されたと承知している。両委員会は、これまでも主権者教育に連携して取り組んできたと認識しているが、今回の協定締結を契機に、さらに推進していく必要がある。両委員会が各々の使命と役割を尊重しながら、主権者教育に関して、相互に協力、連携して取り組むことで、県立高校の生徒の政治意識の向上と主体的な政治参加の促進が期待される。
そこで、県選挙管理委員会との連携協定を締結したことにより、今後、県立高校における主権者教育にどのように取り組んでいくのか、見解を伺う。
局長 答弁:
本県では、全ての県立高校でシチズンシップ教育に取り組んでおり、生徒が政治や選挙について、体験的に学ぶ機会の充実を図っています。
具体的には、参議院議員通常選挙の際に、事前に選挙公報の内容などを比較したうえで、模擬投票を行い、事後には、実際の選挙結果を踏まえた振り返りを行っています。
しかし、若年層の投票率は依然として、他の年代より低い傾向が続いています。
そこで去る7月に、県教育委員会と県選挙管理委員会で協定を締結し、若年層の投票率向上に向け、模擬投票や選挙啓発等における連携・協力を、より一層深めることとしました。
今後は、県選挙管理委員会が行う「かながわ選挙啓発動画コンテスト」に協力し、生徒が若者向けの動画制作を通して、自ら政治や選挙への理解を深める機会としていきます。
また、県選挙管理委員会が実施する出前講座の一層の活用について、各学校に働きかけていきます。
さらに、実際の選挙において、投票所における案内など、何らかの業務に県立高校生が関わることができないか、今後、県選挙管理委員会とともに検討していきます。
県教育委員会ではこうした取組を通じて、主権者教育をしっかりと進めてまいります。
要望:
より多くの生徒が選挙への関心を深められるよう、「かながわ選挙啓発動画コンテスト」に応募があった動画を、インターネットで配信するなど、多くの人に観てもらえるような工夫を検討していただくことを、要望させていただきます。