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9月19日一般質問「三浦市水道事業と県営水道との統合に向けた県の取組について」

9月19日令和6年第3回定例会での石川 巧県議による代表質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

石川 巧議員 質問:

三浦市は、半世紀にわたり県営水道との統合を要望しており、三浦市水道ビジョンでは、統合を「将来的な理想像」としている。一方、県は、「神奈川県水道広域化推進プラン」の中で、県が広域連携の推進役として、関係する事業者が事業統合などを希望する場合には、その取組を支援するとしている。

三浦市水道事業と県営水道との統合には、さまざまな課題がある上、県営水道は、3年かけて段階的に料金改定するところであり、経営的に厳しい状況であることも理解できる。しかし、三浦市も、直近の料金改定により、県内の水道事業者で最も水道料金が高くなり、市民の料金負担は大きく、県営水道との統合の期待はより高まっていると考える。

そこで、県は、広域連携の推進役として、三浦市水道事業と県営水道との統合に向けて、今後、どのように取り組んでいくのか、見解を伺う。

知事 答弁:

県では、これまで「神奈川県水道広域化推進プラン」に基づく水道事業者間の広域連携を推進しており、その中で、三浦市については、業務の共同化に加えて、「将来的に経営の一体化や事業統合を行う可能性についても検討する」としています。

経営の一体化や事業統合といった、広域化の実現には、水道事業者間の合意が前提となりますが、三浦市水道事業は、令和元年度から資金不足が生じていたこともあるため、合意にあたり、まずは、経営安定化を図ることが必要です。

そのため、三浦市は、令和3年度から10年間を計画期間とする、三浦市水道ビジョンに基づき、水道料金の値上げを実施するなど、経営の安定化に取り組んでおり、中間年である令和7年度には、ビジョンの点検見直しが予定されています。

そうした中、三浦市から県に対し、中間点検見直しへの支援要請があったため、県としても、これまでの取組の検証や今後の経営改善策の検討に協力するなど、積極的に支援していきたいと考えています。

また、三浦市水道ビジョンの中間点検見直し後も、経営安定化の取組が着実に進められているか、継続的に確認していきます。

その上で、さらなる経営基盤の強化に向けて、県営水道との将来的な経営の一体化や事業統合の可能性についても、三浦市とともに検討してまいります。

 

要望:

将来的な統合を見据えていかなければならないのですけれども、知事から答弁いただきましたように、まずは三浦市水道の経営安定化、これが大事だと思っております。

県としては、メーター等の共同購入やシステムの統一等「業務の共同化」を支援することをしていただきたいと思います。

また、来年度、三浦市水道ビジョンの中間点検見直しが行われますので、しっかり支援していくことを要望させていただきます。