6月24日令和6年第2回定例会での田村 ゆうすけ県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
田村 ゆうすけ議員 質問:
聴覚障がい者が日々の生活を送る中で、事件・事故の当事者となることや、相談受理、免許更新の窓口や講習等、様々な場面で昼夜を問わず警察に対応を求めることがあると考える。
そこで、聴覚障がい者が相談に訪れたり、事件・事故に巻き込まれた際に、手話を希望する場合、どのように対応するのか、県警察の取組について、見解を伺う。
警察本部長 答弁:
聴覚に障害がある方への基本的な対応としましては、最初に筆談等による意思の疎通を図った上で、手話通訳人の要望があれば、警察本部教養課通訳センターを通じて県内3か所の社会福祉法人等に派遣依頼をして対応しております。
また、街頭活動を行う警察官や警察署窓口担当者等を対象に、年2回、講師として手話通訳士を招いて手話講習を実施しております。
講習では、聴覚障がい者に対する理解を深める講義や基本的手話技術の演習等を通じて、聴覚障がい者とのコミュニケーション方法の基礎知識と基本的な手話表現を学んでおります。
県警察としては、引き続き、聴覚障がい者に対する理解を深めるとともに、手話の基本技術を習得し、職務執行時における聴覚障がい者との良好なコミュニケーション及び相手の立場に立った思いやりのある警察活動の推進を図ってまいります。
要望:
警察においては、日々様々な活動を24時間を通じて行っていると思います。
その中で障害があることを理由に不利益を受けることがないよう、今後も警察職員一人一人が障がい者の立場を理解して接することができるように努め、県警察と関係機関・団体等が連携し、障がい者のニーズに沿った各種対応に取り組むよう要望します。