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6月18日代表質問「観光客の分散及び県内周遊を促す取組について」

6月18日令和6年第2回定例会での藤代 ゆうや県議による代表質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

藤代 ゆうや議員 質問:

本県は、観光立県を目指していることから、地域住民の生活環境等に配慮する視点を持って観光振興を図っていくことが重要であり、外国人を含めた観光客に対するマナー啓発や、過度な混雑や集中を防ぐ方策などを推進しなければならない。

一方、それを強調しすぎれば、観光客から敬遠されることにもなり、観光事業者にとっては経済的な損失につながりかねないという視点も重要である。

そのため、今後の地域経済の活性化のためには、こうしたことに配慮しつつ、特定の観光地への過度の集中を防ぐ、観光客の分散・周遊に一層取り組む必要がある。

そこで、今後の誘客促進にあたり、観光客の分散・県内周遊を促す取組について、どのように取り組んでいくのか、見解を伺う。

 

知事 答弁:

本県は、観光立県を目指していることから、地域住民の生活環境等に配慮する視点を持って観光振興を図っていくことが重要であり、外国人を含めた観光客に対するマナー啓発や、過度な混雑や集中を防ぐ方策などを推進しなければならない。

一方、それを強調しすぎれば、観光客から敬遠されることにもなり、観光事業者にとっては経済的な損失につながりかねないという視点も重要である。

そのため、今後の地域経済の活性化のためには、こうしたことに配慮しつつ、特定の観光地への過度の集中を防ぐ、観光客の分散・周遊に一層取り組む必要がある。

そこで、今後の誘客促進にあたり、観光客の分散・県内周遊を促す取組について、どのように取り組んでいくのか、見解を伺う。

藤代 ゆうや議員 再質問:

分散及び周遊を促す取組として、デジタルラリーのように特定の観光スポットを回るだけではなく、広域的な周遊を促すことも重要である。県は、観光の核づくり地域と周辺地域が連携して国際観光地の創出を目指す「かながわ観光連携エリア推進事業」について、今年度はどのように進めていくのか。

知事答弁:

「かながわ観光連携エリア推進事業」についてお尋ねがありました。

県は、観光の核づくり地域と周辺地域で構成する「観光連携エリア」の形成に向け、例えば、食、歴史文化といった共通のストーリーでつなぐなど、広域的な周遊を促す取組について、現在、各市町と検討を進めています。

また、今年度は、各市町において、年度前半を目途に連携先を選定し、年度末までに、エリアごとの観光戦略の策定を想定しています。

要望:

観光客が多く訪れることで、観光客によるマナー違反や過度な混雑等が継続し、地域住民の生活に支障をきたすような事態は、観光に対する住民感情を損ねるだけではなく、放置すれば、観光客の満足度の低下、観光の質の低下等、地域経済に対して負の影響を与えかねません。

一方で、今後の更なる県経済の発展のためには、観光消費額の高い外国人観光客の誘客など観光振興をより一層図っていく必要があります。

これらを両立する視点に立った上で、引き続き、国際観光地の創出に向けて取り組む地域を支援するとともに、本県を訪れる観光客の分散・周遊を図るよう要望させていただきます。