6月25日令和6年第2回定例会での山口 美津夫県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
山口 美津夫議員 質問:
県では留学生の生活に関する様々な相談への対応や、留学生と日本人との交流イベントを実施しているほか、留学生の県内での就職を促進するため、教育機関とも連携し、就職活動に向けた様々な支援を行うなど、留学生への就職支援も積極的に取り組まれていることは承知している。
一方で、人手不足を背景に、留学生の採用について関心を持つ企業が増えてきていると思われるが、こうした企業に対しても支援を行うことで、留学生の県内での就職増加につながるのではないかと考える。
そこで、留学生の県内就職を一層促進するため、どのように取り組んでいくのか、見解を伺う。
局長 答弁:
県ではこれまで、留学生への就職支援として、面接など就職活動に必要なスキルを学ぶ「就職支援講座」や、県内企業とのマッチングを行う「合同会社説明会」を実施してきました。
また、留学生が日本の企業で働くイメージを持ちやすくなるよう、企業から気軽に話を聞ける「トークカフェ」の開催や、県内企業で働く先輩留学生との交流会なども実施しています。
一方、留学生の採用について関心があるものの、どのような受入体制が必要かなど、悩みを抱える企業もあり、こうした企業への支援も必要です。
そこで県では先月、採用手続に関する相談や、在留資格の変更手続きの方法など、専門家による相談やアドバイスを行う、企業向け相談窓口を開設しました。
さらに7月には、留学生の採用時や就労後に必要な知識を学べるセミナーを開催し、留学生採用に意欲がある企業をサポートしていきます。
留学生だけでなく、企業に対する支援も充実させることで、留学生の県内就職の更なる増加に取り組んでまいります。
要望:
海外から来られた留学生にとって、神奈川県に魅力を感じていただき、「神奈川に来てよかった」「神奈川に住んでよかった」と思ってもらえることが大変重要だと思います。
留学生に向けた就職支援の取組はもちろん、留学生の採用を考えている企業に寄り添った支援、こういったことも必要であると思います。
今後も、留学生の県内就職につながるよう、ぜひとも力強いお力を貸していただきたいと思います。