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2月22日一般質問「教員のメンタルヘルス対策について」

2月22日令和6年第1回定例会での新堀史明県議による一般質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

 

新堀 史明議員 質問:

教育委員会では、これまでも、県立学校における教員のメンタルヘルス対策に取り組んでいると思うが、学校に求められる役割が拡大している中で、その重要性が、より一層、高まっているものと考えられる。

そこで、県立学校における教員のメンタルヘルス対策として、現在、どのような取組を進めているのか、また、県教育委員会として、今後どのような姿勢で取り組んでいくのか、見解を伺う。

 

教育長 答弁:

県教育委員会では、毎年度、県立学校の教員にストレスチェックを実施し、自身の心の不調に気づく機会にしています。

また、一般教員向けに年4回、メンタルヘルス研修を実施するほか、専門家のアドバイスを無料で受けられる相談窓口を設けています。

さらに、職場のストレス状況を示す「総合健康リスク」が高い学校に、精神科医を派遣して、職場環境の改善などを指導助言しています。

加えて、復職を目指す教員に対して、まずは、授業見学や補助作業から始める「職場リハビリテーション」によって、円滑な職場復帰を支援しています。

今後は、復職後の教員の具体的な支援方法を中心に、管理職向けの研修内容を充実させます。

また、高ストレス状態にある教員に、医師による面接指導の積極的な利用を働きかけるなど、これまで以上に心の不調の未然防止に努めます。

さらに、働きやすい職場環境づくりに向けて、来年度、新たに県立学校6校をモデル校として、職員室などオフィス環境の改善に着手したいと考えています。

県教育委員会では、こうした取組により、県立学校における教員のメンタルヘルス対策を充実させてまいります。

 

要望:

現在、県教育委員会において、県立学校の教員のメンタルヘルス対策に、しっかりと取り組んでいただいていることは教育長からの御答弁で確認することができました。

ただ、メンタルヘルスの不調で、休職をしている職員の方の数が増えている。これは事実ですので、そこは、今後もしっかり真摯に受け止めていただきたいと考えています。

社会環境の変化に伴って、学校現場の課題は本当に、多様化・複雑化しております。教員の負担は増えている状況ですので、こうした時代の中でも教員の皆さんが心身ともに健康で、教育活動に取り組めるような環境づくりを是非していただきたいと思います。6校のモデル校の取組も期待しておりますので、どうぞ、よろしくお願い致します。