11月29日令和5年第3回定例会での河本文雄県議による代表質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
2 社会経済情勢の変化に対応する取組について
(4) さがみロボット産業特区の取組の更なる推進について
河本文雄議員 質問:
新型コロナが5類に移行したことに伴い、国内の社会経済活動が急速に回復してきたことで、様々な業種で人手不足が深刻化している。
人手不足を解消する一つの方策として、作業の自動化・効率化を図り、ロボットの更なる普及を推進していく必要がある。
また、社会情勢の急激な変化に柔軟に対応するためには、県だけではなく、地域の課題や実情を把握している市町とも連携した取組が、これまで以上に求められていると考える。
そこで、さがみロボット産業特区の取組を更に推進していくため、人手不足を解消するロボットの更なる普及にどのように取り組むのか。また、さがみロボット産業特区内の市町とどのように連携していくのか、見解を伺う。
知事 答弁:
次に、さがみロボット産業特区の取組の更なる推進についてです。
県は、特区第3期でロボットの社会実装を加速させるため、7月に「ロボット実装促進センター」を設置し、医療施設・商業施設等におけるロボットの導入をサポートしています。
また、今月1日に、リニア神奈川県駅の周辺開発を契機としたロボットの実用化等に関し、相模原市及びJR東海と連携協定を締結しました。
今後、人手不足解消に向けてロボットを普及させるためには、導入による省力化や省人化などのメリットを多くの施設に認識してもらうことが必要です。
そこで、「ロボット実装促進センター」において、施設ごとの課題と対応策を整理・公表し、導入の効果を明らかにすることで、更なる普及に繋げていきます。
また、連携協定に基づき、神奈川県駅周辺でJR東海が来年春の開業を目指すR&D拠点の施設において、まずは、相模原市とも連携してロボット企業等の交流会を実施し、特区内企業のロボット産業への参入を促進させます。
さらに、今後は、特区内の市町とロボットの普及に向けた具体的な方策を検討する機会を設けるなど、連携を強化していきます。
このように、特区内の市町と一体となり、様々な現場の課題解決に資するロボットの普及を加速させ、地域経済の活性化に繋げてまいります。