神奈川県議会議員  ます晴太郎オフィシャルサイト

6月24日一般質問「県職員の意識改革について」

令和4年第2回定例会において一般質問を行いました。

以下が内容です。

 

桝 質問:県職員の意識改革について
新型コロナウイルス感染症や豚熱への対応等、県職員が身を粉にして奮闘する場面を目
にする機会が増え、県職員という存在が、県民にとってより身近に感じられるようになっ
てきたのではないか。
一方で、私のもとに、電話や窓口で不適切な対応があったというような声が届いている
。こうした一部の職員の対応によって、県職員全体の評価が下がり、県民からの信頼を失
うことは、県にとって大きな損失であると考える。県民・事業者からの理解や信頼がベー
スにあることで、円滑な施策展開が可能になり、より良い施策を展開することで、さらに
県民からの理解・信頼が醸成されていくという、「好循環」を生んでいくことが重要であ
る。
そこで、職員一人ひとりが、常に県民のことを意識しながら業務に取り組むことが重要
と考えるが、職員の意識改革にどのように取り組んでいくつもりか、見解を伺いたい。

 

黒岩知事 答弁
桝議員の御質問に順次お答えしてまいります。はじめに、県職員の意識改革についてお
尋ねがありました。
私は、県の施策・事業を推進していく上で、職員一人ひとりが、常に県民の立場に立っ
て物事を考えること、つまり「県民目線」で仕事をすることが大変重要と考えています。
令和元年7月に策定した「第2期 組織・人事改革戦略」においても、目指すべき職員像と
して、「県民目線に立って職務を遂行する職員」を掲げています。こうした考え方は、新
型コロナウイルス感染症との闘いの中で、大いに生かされてきました。医療危機対策本部
室や、療養施設、保健福祉事務所など、「いのち」に関わる現場で、県民の皆さんが今、
何を求めているのか、多くの職員が徹底的に議論し、対策を進めてきました。また、県民
の皆さんへの対応に当たっては、「挨拶」が非常に大事であると私は考えており、廊下で
すれ違う人全員に対し、大きな声で、明るく挨拶をするよう、繰り返し職員に呼びかけて
きました。そうした中、先日、外部団体の方から「廊下ですれ違う職員全員から挨拶され
た」、「職員がやる気に溢れていて素晴らしい」とのお褒めの言葉をいただくなど、組織
風土として、徐々に浸透してきたと感じています。県庁全体で、こうした組織風土を更に
定着させていくためには、研修等を通じた啓発に加え、職員が自分の仕事にやりがいを感
じ、生き生きと働ける職場環境を整えることも重要と考えています。そこで、「議論し、
考え、納得する」プロセスを通じて職員の働きがいを向上させるとともに、長時間労働の
是正など、働きやすい環境整備に向けて、全庁を挙げて働き方改革に取り組んでいます。
県行政は県民の皆さんの信頼の上に成り立っています。引き続き、職員一人ひとりが県
民目線に立って仕事に取り組み、また、明るく丁寧な県民対応を行うことで、県民の皆さ
んからの信頼を得られるよう、より一層、職員の意識改革を進めてまいります。
(要望)
挨拶を皆さんするようになったというご答弁がありましたけれども、これは当然のごとく
当然という話で、それ以降何を考えていくのか、働き甲斐であるとか、やりがい、生き生き
とというのはもちろん大事で、それがなければいい仕事につながらないと思いますが、今回
こうした質問をしたのは、意識改革ということで、その意識がなければ、常にそれが心のど
こかになければ、県民のことを考えた施策の展開であるとか、産業に関しても、仕事を発注
しようとした際に、例えば先ほど例に出させていただいた入札案件もありました、例えば大
きい建物であれば、分割して仕事を出すことができれば、県内の中小企業でも取れるような
仕事につながる、そういった工夫が考えられるようになると思いますので。ぜひそういった
、挨拶もしっかりやっていただいて、職員の意識をもっともっと向上して、働きやすい環境
を作っていくことを要望させていただきます。             以上