令和2年第3回県議会定例会において一般質問を行いました。
内容は以下です。
桝 質問:茅ヶ崎海岸沿いの国道134号自転車歩行者道の安全な通行環境の確保について
国道134号自転車歩行者道は、サイクリングロードとして利用されているが、台風
の高波によって砂浜が削られ、崩落するなど、たびたび被害が発生する箇所があり
、近年、激甚化している大型台風に備え、砂浜の保全、回復を期待する声が高まっ
ている。また、台風等の強風時には、サイクリングロードに砂が堆積し、自転車の
通行等に支障となることから、地元住民からは、砂の除去を望む声が上がっている。
このため、多くの人々が利用するサイクリングロードについては、しっかりと安
全に通行できる環境を確保していくことが大変重要である。
そこで、茅ヶ崎海岸沿いの国道134号自転車歩行者道の安全な通行環境の確保につ
いて、今後、どのように取り組んでいくのか、見解を伺いたい。
県土整備局長 答弁
県土整備局関係の御質問についてお答えします。
茅ヶ崎海岸沿いの国道134号自転車歩行者道の安全な通行環境の確保について、
お尋ねがありました。
海岸沿いの自転車歩行者道、いわゆるサイクリングロードの安全な通行環境を確
保するためには、砂浜の侵食対策と道路上に溜まる砂の対策が必要です。
まず、砂浜の侵食対策についてです。
県は、平成23年に相模湾沿岸海岸侵食対策計画を策定し、海岸に砂を供給する養
浜を主体とした侵食対策を計画的に進め、沿岸の多くの海岸には砂がつき、養浜の
効果が確認されています。
その一方で、茅ヶ崎海岸菱沼地区は、計画策定時の想定より波の影響が強く、海
岸の侵食が進んでおり、台風などの波でサイクリングロードがたびたび崩落し、通
行出来なくなる被害が生じています。
今年度改定する、海岸侵食対策計画については、現在、各海岸の砂浜の回復や侵
食の状況などをまとめていますが、侵食が進む菱沼海岸については、今回の計画改
定で養浜量を増やすなどの見直しを行い、侵食対策を強化します。
次に、道路上に溜まる砂の対策についてです。
県は、海からの風等で砂が溜まるのを防ぐため、道路沿いに竹を編んだ柵いわゆ
る竹ず柵を整備するとともに週2回パトロールを実施し、溜まった砂の除去を行っ
ています。
茅ヶ崎海岸における竹ず柵の整備については、台風等で傷んだところを補修する
箇所と新たに設置する箇所を合わせると、今年度は昨年度の約2倍にあたる
1,600mの整備を予定しています。
また、地域のボランティアの方々が自ら率先して砂の除去活動に取り組んで頂い
ており、県は、活動に必要な道具を増やすなどの支援を行っています。
県としては、今後とも竹ず柵の整備などを精力的に進めるとともに、砂の除去に
ついては、ボランティアの方々との連携を大切にしていきます。
県は引き続き、茅ヶ崎海岸沿いの国道134号自転車歩行者道の安全な通行環境の確
保に向けて、 しっかりと取り組んでまいります。
答弁は以上です。
桝 質問
続いて、茅ヶ崎海岸沿いの国道134号自転車歩行者道の安全な通行環境の確保につ
いてであります。
こちら、サイクリングロードに砂が堆積しないようにするため、竹ず柵を今年は今
年度の予算で2倍の1,600m整備していただけるということで、大変ありがたいと思
っておりますけれども、この竹ず柵の海側にも堆積を砂がしてしまいます。これにつ
いても何らかの対策を行う必要があると思いますけれども、どのように対応していく
のか、県土整備局長の見解を伺います。
県土整備局長 答弁
桝議員の再質問にお答えします。
竹ず柵の海側に堆積した砂は、風により竹ず柵を越えて、サイクリングロード上に
溜まってしまうこともあります。
このため、堆積した砂が山になり、風の影響を受けやすくなる前に、できる限り、
その砂を除去して、竹ず柵が有効に機能するようにしてまいります。
答弁は以上です。
(要 望)
そして最後に、茅ヶ崎海岸沿いの国道134号サイクリングロードの通行環境の確保
でありますけれども、竹ず柵のお話もいただいて、海岸のサイクリングロード側に1
枚入っているのですけれども、例えば、海側にもう一枚設置すると、その間に砂が溜
まっていくのではないかという声もありますので、是非検証していただきたいと思い
ますし、やはり先ほど、ボランティアの方々、非常に精力的にトンボを皆さん自発的
にやっていただいております。ボランティアの方々の必要な道具を増やすということ
もおっしゃっていただきましたので、是非、そういった置き場もどう設置できるか、
検討していただきたいと思います。