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6月24日一般質問「オーラルフレイル対策について」

6月24日の令和4年第2回県議会定例会において一般質問を行いました。

内容は以下です。

 

桝 質問:オーラルフレイル対策について
本県では、「歯及び口腔の健康づくり推進条例」により、県民の歯と口腔の健康づくり
に注力しており、オーラルフレイル健口推進員の取組などによりオーラルフレイル対策
を県内に広げ、県内のどこに住んでいても、対策を通じて歯と口腔の未病改善を行える
よう取り組んでいる。
しかし、コロナ禍における外出自粛により、社会参加や人との交流が減少したことで、
高齢者のフレイルが進行し、口腔機能も衰えていると聞いていることから、今こそ、オ
ーラルフレイルを防ぐための対策を県全域に普及することで、必要な支援をきちんと届
け、口腔機能の低下を改善させていく必要があると考える。
そこで、高齢者に向けたオーラルフレイル対策について、今後、どのように取組を進
めていくのか、見解を伺いたい。

 

黒岩知事 答弁
最後に、オーラルフレイル対策について、お尋ねがありました。
未病改善の3つの取組の1つである「食」では、食べる力、口腔の健康が大切であり、
オーラルフレイル、口腔機能の衰えへの対策は大変重要です。
これまで県では、地域で歯と口腔の健康についての普及啓発活動を行う「オーラルフレ
イル健口推進員」を養成し、県民の皆様へ、その対策の周知を進めてきました。
また、歯科医師会や有識者の協力を得て、オーラルフレイル改善プログラムを作成し、
歯科医療機関への普及に努めてきました。
さらに、令和2年度からは、オーラルフレイル対策に取り組む歯科医療機関を増やすた
め、改善プログラムについての実践的な研修や、検査用の機器の貸与を行っています。
しかし、コロナ禍により、特に高齢者が外出を自粛し、人と会う機会や会話が減少して
いることから、その口腔機能の衰えが懸念されています。
このため、高齢者に向けたオーラルフレイル対策を、一層進めていく必要があります。
そこで、今年度から、高齢者施設や介護事業所などの職員の方を対象に、オーラルフレ
イルの簡易チェックや、利用者への支援に役立つ、知識や技術を習得していただくための
オンライン研修を開始します。
また、市町村が行っている介護予防事業や高齢者向けの事業と連携し、高齢者が集まる
場へ歯科医師等を派遣して、オーラルフレイル対策に関する出前講座などを行っていきま
す。
こうしたことにより、オーラルフレイル対策の全県展開にしっかり取り組み、県民の皆
様の未病改善に努めてまいります。
私からの答弁は以上です。