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2月17日一般質問「県立高校の体育館における空調設備整備について」

2月17日令和7年第1回定例会での杉本 透県議による一般質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

杉本 透 議員 質問:

我が会派はこれまで、空調設備がない体育館では、熱中症など生徒の命に関わる事故が起こる危険性があることに加え、災害時には、避難所としての活用も想定されることから、体育館への空調設備の整備の必要性について、強く要望をしてきた。

そうした中、避難所として指定されている、県立高校3校の既存体育館について、空調設備整備を行うための来年度予算案が公表された。

そこで、県立高校の既存体育館への空調設備を整備するにあたり今後、どのように進めていこうと考えているのか、教育長の見解を伺う。

 

教育長 答弁:

県立高校の既存の体育館は、容積が大きく、窓や扉も多いなど構造上の課題があるため、県教育委員会では、空調設備の導入について、新築や建替えの際に行う方針としてきました。 

しかし、今後も災害級の猛暑が続けば、体育館で活動する生徒の命や、避難所となった際の県民の健康にかかわる恐れがあります。

こうした中、昨年、県立高校と同規模の体育館を持つ特別支援学校で空調を整備した際、窓や扉を閉めて冷気を逃がさなければ、概ね床上3mまでは、温度・湿度が着実に低下することを確認しました。

そこで県教育委員会では、県立高校の既存体育館にも、空調設備を導入する方針に転換し、当面建替え予定がなく、かつ災害時の避難所に指定されている学校に、順次整備したいと考えています。

具体的に来年度は、湘南・相模向陽館・二宮の3校の体育館で、停電対応型の空調設備の導入に向けた設計を予定しています。

併せて、この取組にかかる財政負担について、小・中学校と同様、国の交付金の対象となるよう、引き続き、国に強く働きかけてまいります。

 

要望:

体育館への空調整備については、今後も暑い夏が続くことが懸念される中で、子どもたちの健康を守ることはもとより、災害時においても、稼働可能な空調設備の導入を要望します。

また、そうした整備には多額の費用がかかることから、必要な財源が確保できるよう、県教育委員会としても、引き続き、しっかりと国へ要望していきながら、順次、整備を進めるよう要望します。