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2月17日一般質問「神奈川県立県民ホール本館の再整備について」

2月17日令和7年第1回定例会での杉本 透県議による一般質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

杉本 透 議員 質問:

県はできるだけ早期に県民ホールを再開できるよう、綿密な計画を立てて、着実に再整備を進めていくべきと考える。  

  また、しばらくの間、県民ホールで公演ができなくなることから、休館中であっても県民が文化芸術に触れることのできる機会の確保に配慮するべきである。 

  そこで、県民ホールの再整備について、今後どのように進めていくのか、また、県民

ホール休館中の取組について、見解を伺う。

 

知事 答弁:

再整備に当たっては、まず、新たなホールが目指す将来像や目標を明確にしたうえで、どのような施設としていくか、考えていく必要があります。

そこで、県は来年度中を目途に、施設の規模や機能、整備手法、スケジュールなどを整理した基本構想を策定する予定です。

基本構想の策定に向けては、来年度初めに文化芸術関係の専門家や、有識者などから構成された「基本構想策定委員会」を立ち上げます。

この委員会においては、ホール関係者やアーティストのほか、広く県民の皆様のご意見も聴取しながら、将来にわたり全国にも誇れる文化施設となるような、施設のあり方を議論していきます。

また、県民ホールが休館中であっても、文化芸術の鑑賞機会をしっかり確保する必要があります。

そこで、県民ホールで培ってきた公演ノウハウやネットワークを活かしながら、音楽やダンスなどの公演を、リニア新駅の工事現場も含め、県内の様々な会場で展開していきます。

県は、地元横浜市とも緊密に連携しながら、着実に再整備に向けた作業を進めつつ、休館中のこの機を捉えて、新たな取組にもチャレンジして、文化芸術施策を発展的に推進してまいります。

 

再質問:

昨年11月に橋本駅近くのリニア中央新幹線「神奈川県駅」の工事現場内で開催された「さがみはらリニアフェスタ」は、参加した人からも、「貴重な体験ができて楽しかった」など、好意的な話を聞いています。

知事は折に触れて、リニア工事現場の有効活用について言及されていますが、県民ホールが休館する中、来年度はどのように活用するのか、知事の見解を伺います。

 

答弁:

リニア中央新幹線「仮称神奈川県駅」での取組は、全国的にも例のない新たなチャレンジです。

ここでは、リニアの工事現場という大きな話題性とJR橋本駅の目の前という立地の良さや広大な敷地から、エンターテインメントの拠点として大きな可能性を秘めていると感じています。

そこで、来年度は、工事現場をエンターテインメントの拠点にする「リニア・ステーションシアター」として、JR東海や地元相模原市とも調整しながら、音楽やダンスなどのイベントの開催のほか、エンタメ関係者の見学ツアーなども実施したいと考えています。

こうしたことにより、文化芸術の専門家などのご意見も伺いながら、文化芸術の新たな発信の場とすべく、自由な発想で果敢にチャレンジしてまいります。

 

要望:

新しい県民ホールについては、各地のホールなどの施設の良い面、悪い面を研究し、山下公園の正面という素晴らしい立地も踏まえ、これぞ県民ホールと思えるようなデザイン、設備を兼ね備えた施設になるよう、構想を立てていくよう要望します。

併せて、できるだけ早く再開できるよう、今後の検討作業を着実かつ迅速に進めていくよう要望します。