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2月21日一般質問「ともに生きる社会かながわの実現に向けた共生の場の創出について」

2月21日令和7年第1回定例会での吉田 あつき県議による一般質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

吉田 あつき議員 質問:

子どもの頃からの共生社会を体験できる場での交流が当たり前になることで、お互いの違いを認め合う寛容な心が自然に育まれるものであり、誰もが一緒に楽しめる共生の場は大変重要であると考える。
そこで、ともに生きる社会かながわの実現に向けた共生の場の創出について、県がこれまでどのような取組を行ってきたのか、また、今後どのように取り組んでいくのか、見解を伺う。

 

知事 答弁:

これまで県では、「ともに生きる社会かながわ憲章」の理念の普及啓発に取り組んできました。
しかし、津久井やまゆり園事件から8年が経過し、事件を知らない若い世代も増えている中、子どもの頃から「ともに生きる」を体感できる共生の場を創出していくことは大変重要と考えています。
そこで県は、昨年10月、新たにインクルーシブ遊具などを活用して誰もが一緒に遊べる「ともいきゆうえんち」を県立辻堂海浜公園で開催しました。当日は約3,000人が来場し、期待の高さを実感しています。
3月には、障がい当事者の皆さんのご意見を伺いながら、インクルーシブな広場の整備を進めている県立相模原公園でも開催します。
また、誰もが気軽に農作業を体験できる「ユニバーサル農園」を藤沢市内に開設し、障がい者や高齢者、学生などが一緒に野菜作りを楽しんでいます。
さらに、医療的ケア児など誰もが映画館で映画を楽しめる「ともいきシネマ」や、障がい者アートの展覧会「ともいきアート展」を実施し、来場者だけでなく映画館のスタッフや協賛企業にも喜びと共感の輪が広がっています。
県は今後、企業や団体と一緒に、こうした共生の場を広げながら、「ともに生きる」をわかりやすく発信し、共生社会の実現に向けて取り組んでまいります。

 

要望:

次にともに生きる社会かながわの実現に向けた共生の場の創出についてであります。
ともに生きる社会を実現するためには、子どもの頃から、ともに安心して楽しめるような環境づくりが大切です。
「ともいきゆうえんち」をはじめ、こうした取組が継続的に実施されるよう、取組むことを求めます。
また、県庁だけではなく、多様な主体を巻き込んだ取組みが今後、重要になってくると考えますので、さらに多くの人々や団体、企業等に参画頂けるよう、積極的に進めるよう要望いたします。