2月21日令和7年第1回定例会での吉田 あつき県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
吉田 あつき議員 質問:
令和6年度からスタートした「子ども・若者みらい提案実現プロジェクト」について、現段階でその成果をどう評価し、今後どのように展開していくのか、見解を伺う。
知事 答弁:
県では、子ども目線に立って子ども・若者の意見を施策に取り入れるため、子どもたちから施策の提案を募集し、県が実施する「子ども・若者みらい提案実現プロジェクト」をスタートさせています。
提案の中から選ばれた最優秀賞のうち、「地元の魅力を発信するラスクの開発」と、「地域・年齢を超えて学びあう宿泊型交流・体験イベントの実施」の2提案を今年度実現することとしました。
ラスクの開発に挑戦した小学生は、「様々な大人が関わって支えてくれた。試作品を地元の多くの人に食べてもらいたい」と意気込みを語ってくれました。
宿泊型交流・体験イベントを提案した高校生は、「地元の団体との打合せなどに直接関わったことで視野が広がった」と提案の実現に自信を深めています。
こうした、子どもたちの意欲に刺激されて、地元の自治体や企業など様々な協力者が現れ、県としても子どもたちの提案のもつ魅力に改めて気づかされました。
このように、子ども・若者と大人が対等の立場で対話をし、事業化していくプロセスを県が発信することで、それを見た子どもたちが更に積極的に提案をすることにつながるのではないかと期待しています。
また、子どもたちからは「もっと自分達に任せてほしい」という意見が出ており、自らが主体的に取り組みたいという意欲を強く感じました。
そこで、県では、来年度は、子どもたちがより主体的に取り組めるよう、このプロジェクトを、子どもたち自身が事業化し、実現する仕組みに発展させることを検討してまいります。
吉田 あつき議員 再質問:
知事からは子ども・若者みらい提案実現プロジェクトのこれまでの成果についてお答えいただきました。この事業は非常に良い取組であり、今後もさらに発展した取組になることを期待しているところです。一方で、県の各施策についても広く子ども・若者の意見を聴き、県の施策に反映していく取組については、今後、どのように進めていくのか、見解を伺います。
知事 答弁:
広く子ども・若者の意見を聴き、施策に反映する取組についてお尋ねがありました。
県では、子ども・若者が様々な社会課題について話し合い、意見を県に伝えてもらう「みらいトーク」やインターネット上の掲示板で意見を聴く「みらいキャンバス」などの取組を行っています。
「みらいトーク」では、私も参加し、高校生や子育て中の保護者と直接意見交換を行いました。
こうした取組の中で、子ども・若者から寄せられた意見については、部局横断的に施策化を検討するとともに、その検討状況について、フィードバックも行っています。
今後も、県の様々な施策分野において、子ども・若者の意見が反映されるよう、積極的に意見聴取に取り組んでまいります。
要望:
子ども・若者の意見を県の施策に反映する取組は、県の行うすべての施策に反映させていくことが求められると思いますが、現状は道半ばではないかと考えております。 子どもを所管する部局だけでなく、県庁全体でどうしたら子ども・若者の意見を施策に反映していくことができるのかを検討し、進めて頂くことを要望します。