2月21日令和7年第1回定例会での吉田 あつき県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
吉田 あつき議員 質問:
銅像や彫刻、石碑など、公園や街中などの公共の空間に設置された芸術作品、いわゆるパブリックアートを広くPRすることで、文化芸術による地域のにぎわいづくりをしっかりと後押ししてもらいたいと考える。
そこで、地域の貴重な文化資源であるパブリックアートについて、県としてどのようにPRしていくのか、見解を伺う。
知事 答弁:
パブリックアートは、街に彩りを与え、その街の歴史や文化を象徴するものとして、人を惹きつける可能性を秘めた、地域の文化資源と考えられます。
県内では、例えば、横浜市のみなとみらい地区では、彫刻などのオブジェが街中に設置されており、パブリックアートを活用した街の魅力を発信する取組が進められています。
また、話題性のあるパブリックアートは、SNSにより拡散されることで、さらに人を呼び込むコンテンツとなり、にぎわいにつながることが期待できます。
その一方で、オブジェ等が点在し、設置者も多様であること、またそのアートの趣旨が分かりづらいなど、地域の文化資源として十分に活用されていないところも多いという実態もあります。
そこで、県では、芸術鑑賞や観光などで地域を訪れた方々が、パブリックアートも鑑賞しながら街を周遊できるよう、分かりやすい情報発信をしていきたいと考えています。
具体的には、市町村を通じてパブリックアートの情報を収集し、その地域の文化施設や、観光スポット等と合わせて、県の文化芸術ポータルサイトなどでその情報を広く発信していきます。
こうしたことにより、多くの方にパブリックアートの魅力を知ってもらい、その地域の魅力の発信につながるよう、取り組んでまいります。
要望:
パブリックアートは地域の文化的価値を高める役割を果たし、地域住民や訪問者がその文化的意義を感じる機会が増え、これにより、地域のアイデンティティが強化されること
も期待されます。
このようなパブリックアートは、気軽に芸術作品に触れることができる貴重な文化資源であり、他の資源と組み合わせることで地域のにぎわいづくりにもつながるものと考えます。パブリックアートを活かした取組を進めている自治体とも連携をしながら、県としてもその魅力をしっかりとPRしていただくことを要望します。
また、県の施設にも様々なパブリックアートが設置されていると思いますので、まずはどのような作品が県有施設にあるのかをしっかりと把握をしていただき、そうした情報も併せて発信をしながら、県内各地のパブリックアートを多くの方に知っていただくよう積極的に取り組んでいただくことを要望します。