2月21日令和7年第1回定例会での吉田 あつき県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
吉田 あつき議員 質問:
県は、本庁庁舎をはじめとする、多くの県民が利用する庁舎について、障害を持
つ方々が本当に利用しやすい施設にするため、障害者が求めているニーズを施設整
備に反映するとともに、障害者用駐車区画への案内などソフト面の配慮も充実させていくべきだと考える。
そこで、障害者に配慮した庁舎のバリアフリー化について、県として今後どのように取り組んでいくのか、見解を伺う。
知事 答弁:
県では、誰もが安心して快適に施設を利用できるよう、庁舎のバリアフリー化を進めています。
今後、さらに障害者の目線に立った、きめ細かな配慮を行うためには、当事者のご意見をお伺いし、庁舎の整備に反映していく必要がありますが、現状では、それを確認する仕組みがありません。
また、障害者の方々からは、庁舎を利用する際にバリアフリー化の状況が分かりにくいといった意見をいただいており、こうした声にも対応していく必要があります。
そこで、今後、庁舎の整備に当たっては、計画段階から、障害者の意見を反映させるため、事業計画の審議を行う庁内会議の場で、ニーズを適切に把握し、反映できているかを確認していきます。
また、庁舎のバリアフリー化の状況が分かるよう、まずは本庁庁舎において、障害者用駐車区画の情報などをホームページでご案内していきます。
こうした取組を通じ、ハードとソフトの両面から、障害者に配慮した庁舎のバリアフリー化を進めてまいります。
要望:
庁舎のバリアフリー化に当たっては、障害者の求めているニーズを適切に把握し、施設整備に反映することが重要であり、計画を検討する早い段階から、当事者の意見を聞くことが大切である。そしてその意見を反映できるような仕組みづくりを行うことを要望する。
また、バリアフリー化の状況の案内については、障害者の方が困らないよう、どのような情報が必要か、どうすれば分かりやすい情報発信ができるかといった点も考慮し、検討を行っていただくよう、あわせて要望する。
こうした取組により、ハードとソフト両面から、障害者に配慮した庁舎のバリアフリー化についてしっかり取り組んでいただくことを求める。