2月25日令和7年第1回定例会での川崎 修平県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
川崎 修平議員 質問:
今後、教育のDX化が進んでいく中で、適切な情報管理に留意し、国が示しているように教育データ等を分析し、その結果をさらに活用していくことで、児童・生徒一人ひとりに応じた学びや支援の更なる充実にもつながるのではないかと考える。
そこで、市町村立学校及び県立学校における教育データの活用について、県教育委員会としてどのように考えているか、見解を伺う。
知事 答弁:
県教育委員会ではこれまでも、全国的に行われている学力・学習状況調査や問題行動・不登校等調査のデータを分析し、本県の傾向や課題等を把握してきました。
こうした分析結果を踏まえ、本県の学びの充実に向けた取組などを資料に取りまとめ、市町村を通じて公立小・中学校に改善を働きかけています。
また、県立高校でも、生徒学力調査における全国との比較・分析などを行い、本県生徒の学びの特徴や傾向を把握し、授業改善に活用しています。
今後は、こうした取組に加えて、子どもたちの学習データを、一人ひとりの学びの充実に生かす取組を始めたいと考えています。
そこで、来年度予算案に、校務DXの一環として、県立高校に新たに、採点システムを導入する費用を盛り込みました。
このシステムにより、定期試験等の解答状況をデータ化することで、一人ひとりの苦手分野を把握するなど、個別指導に生かしていきます。
県教育委員会では、こうした取組により、公立学校における、教育データの活用にしっかりと取り組んでまいります。
要望:
学校における教育データの活用は、児童・生徒の学習のサポートや教員の指導の充実につながるものであると期待しています。本県の公立学校においても、国が示す活用事例なども参考にして、引き続き、教育データの活用について検討していただくよう要望いたします。