2月26日令和7年第1回定例会での高橋 栄一郎県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
高橋 栄一郎議員 質問:
公立小・中学校における、不登校や発達障がい等様々な課題を持つ子どもの多様な学びの場の確保について、学びの多様性尊重の観点から、具体的に、どのように取り組んでいくのか、見解を伺う。
知事 答弁:
県教育委員会では、登校できても自分の教室に入れない子どもの居場所として、
市町村が新たに、校内教育支援センターを設置する場合に、その取組を補助する経費を、来年度予算案で計上しました。
また、不登校の子どもの学びの場として、大和市に続いて、この4月に開校する鎌倉市の「学びの多様化学校」を支援していきます。
発達障がいの子どもに対しては、公立小・中学校において、多くの授業を通常の学級で受けながら、必要な場合に、別の教室で支援する、「通級による指導」を行っています。
発達障がいの子どもは、読み書きに時間がかかる、関係づくりが苦手など、その状況は様々ですので、一人ひとりに応じた支援を行う必要があります。
そこで県教育委員会では、来年度、教職員への研修の充実に加え、全ての市町村を対象にした会議を、新たに立ち上げて、より効果的な「通級による指導」について検討していきます。
その際には、発達障がいに関する専門家を招き、最新の知見を共有する工夫も図っていきます。
県教育委員会では、こうした具体的な取組により、不登校や発達障がいなど、様々な課題を持つ子どもの多様な学びの場を、しっかりと確保してまいります。
要望:
子どもの人口が減少しているのに、不登校児や子どもの自殺者数が過去最多となっています。また、発達障がい児も増えています。今日はピンクシャツデーということもありますが、優劣や順序を決める評価とは別に、子どもたち一人ひとりに向き合う評価も進めていただき、子どもたちが笑顔で自分らしく学べる環境づくりに取り組んでいただくことを要望させていただきます。