2月26日令和7年第1回定例会でのおざわ 良央県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
おざわ 良央議員 質問:
地域の産業界を支える人材育成の役割を担う工業高校においては、生徒が最新の知識や技術を習得し、産業現場で求められる資質・能力をしっかりと育成できるよう、学習内容の改善・充実を図るとともに、その学びの内容をイメージしやすい学科名に変更すること等の検討も必要ではないかと考えております。
そこで、教育長に伺います。県立の工業高校において、これからの時代を担う産業人材の育成にどのように取り組んでいくのか、教育長に見解を伺います。
教育長 答弁:
工業高校で学ぶ生徒が、これからの時代を担う産業人材となるためには、上級学校や企業等と連携して、技術やマインドを身に付ける、実践的な取組が必要です。
県教育委員会ではこれまでも、産業技術短期大学校やIT企業と連携し、神奈川工業高校の生徒が、ITスキルなどを学ぶ、かながわP-TECHの取組を進めています。
また、同校では、建設現場での施工管理技術者や、自動車開発の技術職の育成に向けても、上級学校や企業と連携した学びを、積極的に取り入れています。
さらに、全ての工業高校で、生徒が産業現場での長期間の実習を通じて、実践的な技術を習得するデュアルシステムを実施しています。
こうした中、専門高校における人材育成の方向性について、2か年に渡る審議を経て、昨年11月に、県産業教育審議会から報告がなされました。
その中で、工業高校については、「最先端のスキルを学べるようにすること」に加え、「中学生や保護者にわかりやすい学科名の変更を検討すること」が示されています。
そこで県教育委員会では、産業人材の育成に向けて、上級学校や企業等との連携をさらに広げるとともに、今後、学科名の変更についても検討してまいります。
おざわ 良央議員 再質問:
今後の産業人材の育成に向けて、神奈川工業高校のような企業等と連携した取組を進めることは有効であると考えます。
県教育委員会として、この取組をどのように広げていくのか、教育長の見解を伺います。
知事 答弁:
企業等と連携した取組を広げることについてお尋ねがありました。
県教育委員会としては、神奈川工業高校の取組に、他の工業高校が加わることや、デュアルシステムに協力している企業に働き掛けることなどにより、取組を広げていきたいと考えております。
要望:
地域の産業を担う生徒が、今後少子化もあり減ってしまうことが懸念される中、工業高校の魅力をより一層磨いていただき、引き続きこれからの時代にも求められる産業人材の育成に取り組んでいただくよう要望いたします。