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11月28日代表質問「県庁職員の離職防止について」

11月28日令和6年第3回定例会での田中 徳一郎県議による代表質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

田中 徳一郎議員 質問:

首都圏に位置する本県では、民間企業や他の地方公共団体との間で激しい人材獲得競争を余儀なくされており、さらに、今後は労働者数の減少により職員を大幅に増やすことが難しくなることを見越して、これまで以上に、職員が働きやすい職場になるよう取組を進める必要がある。
そこで、これまで進めてきた取組も含め、県民サービスの担い手をしっかりと確保するために、さらに積極的に職員の離職防止策に取り組む必要があると考えるが、見解を伺う。

 

知事 答弁:

本県では、職員に働き続けたいと感じてもらえるよう、フレックスタイム制や、時差出勤の拡充等、柔軟で働きやすい職場環境づくりに取り組んできました。
また、職員のチャレンジ精神を働きがいに繋げるため、大学院派遣制度の活用や資格取得の支援など、職員一人ひとりのキャリア形成を支援する取組も進めることで、職員の離職防止に取り組んできました。
しかし、民間企業や他の自治体においても、工夫を凝らした様々な取組が進められており、これまで以上に魅力的な職場環境を整える必要があります。
そこで、執務室の環境改善や打合せスペースの確保など、オフィス改革を進め、ハード面から職員が働きやすい職場環境づくりを進めていくとともに、フレックスタイム制の一層の活用など、ソフト面の改革も検討していきます。
現在、県政史上最大規模で採用を進めていますが、それでも年齢構成などによる職の増加により、来年度の常勤職員数を増やすことは、かなわない見込みです。
職員の不足により、行政サービスに影響が生じかねない状況でありますので、離職防止危機感を持って取組んでまいります。

 

田中 徳一郎議員 再質問:

県庁職員の離職防止についてであります。県庁職員の離職防止に向けて、様々な制度を整えるなど、工夫していることは評価しております。一方で、働きやすい職場環境のためには、職員同士が良好な人間関係を築くという点も重要と考えますが、改めて知事の見解を伺います。
(知事答弁)
職員の離職防止に向けて、良好な人間関係を築くことについて、お尋ねがありました。
風通しが良く、職場内のコミュニケーションが活発であることが、働きやすい職場づくりにとって大変重要です。
このため、引き続き、働き方改革を進め、職員の笑いあふれる職場環境をつくることで、長期にわたって働きたいと思える魅力ある職場としたいと考えています。
そのうえで、職場や家庭の状況などから、現在の職務の継続が困難な場合は、柔軟な異動も検討するなど、職場環境を理由とする不本意な離職が生じないよう取り組んでまいります。

 

要望:
人口減少が本格化する中で、民間や他の地方公共団体との熾烈な人材獲得競争が続いていくことから、職員の離職防止の取組は重要です。将来にわたって必要な行政サービスを提供し続けられるのか、という点で県議会としても継続してこの課題に真剣に取り組んでいく必要があると考えておりますので、是非積極的な取組を進めていただくよう求めます。