Skip to content

11月28日代表質問「公立小・中学校における不登校の子どもたちへの支援について」

11月28日令和6年第3回定例会での田中 徳一郎県議による代表質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

田中 徳一郎議員 質問:

今後、学校や関係者が不登校の子どもへの理解を、より一層深め、学びたいと思ったときに安心して学べるよう、学校内外に多様な学びの場を確保するとともに、福祉などと連携して支援していくことが重要であると考える。
そこで、公立小・中学校における不登校の子どもたちへの支援について、県教育委員会として、今後どのように取り組んでいくのか、見解を伺う。

 

教育長 答弁:

誰ひとり取り残されない学びの保障に向けて、県教育委員会では今年度から、公立小・中学校における不登校対策を強化しています。
具体的には、県域にある174の中学校区に、校内教育支援センターの支援員を1名ずつ配置し、登校できても教室に入れない子どもの学びを支援しています。
また、家から出ることが難しい子どもを支援するため、本年8月から新たに、メタバースを活用した居場所や学びの提供を始めました。
現在、約40人の子どもがメタバースを利用していますが、中には、家族以外の人と数年ぶりに関われた子どももいるなど、一定の成果が見られています。
これら新たな取組について、毎年約千人が訪れる、福祉部局と連携した相談会などを通じて、不登校に悩む保護者や子どもに周知し、活用を働きかけていきます。
県教育委員会ではこうしたことにより、「不登校は問題行動ではない」という認識を広げ、一人ひとりの実情に応じた学びの場を確保できるよう、しっかりと取り組んでまいります。

 

要望:

多様な学びの場や居場所を確保するために、福祉部局とも連携して、校内教育支援センターなどの機能充実に向けた支援員の配置、メタバースによる居場所づくりの取組に加え、様々な困難を抱える子どもが安全・安心に学校生活を送るための取組など、引き続き不登校の子どもへの支援を充実させるよう求めます。