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11月28日代表質問「県営水道の戦略的な管路整備の推進について」

11月28日令和6年第3回定例会での田中 徳一郎県議による代表質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

田中 徳一郎議員 質問:

県民生活、社会活動を支える水道の地震対策を早急に進め、地域への影響を抑えつつも管路整備を大量に実施していくためには、これまで以上に効果的、効率的に進めていくことが重要と考える。
そこで、県営水道が進める戦略的な管路整備の着実な実施に向けて、今後、どのように取組を進めて行くのか、見解を伺う。

 

企業庁長 答弁:

県営水道では、「災害・事故にも強い水道」を目指し、水道を支える基幹管路や、復旧に時間を要する管路から整備していく「戦略的な管路整備」を進めています。
基幹管路については、今後、工事量が倍増する中、県民生活等への影響を最小限に抑え、円滑に整備できるよう体制を見直し、きめ細かく対応していきます。
具体的には、これまで管路整備センターが担っていた基幹管路工事のうち、難易度の高い特殊な工事以外は、地域の生活・産業や交通事情等に詳しい営業所の工務部門を増員した上で実施していくこととします。
また、復旧に時間を要する管路のうち、例えば線路下の管路の工事については、これから100か所以上の更新が必要となりますが、該当箇所ごとに鉄道運行との調整を実施する現行の方法では、更新を短期間で進めることが困難です。
そこで、今後は、鉄道事業者ごとに全箇所を対象とする連絡会議を設置し、計画熟度を踏まえながら、運行に影響を及ぼさない工法等の調整や、電気・ガス事業者等との共同工事の検討などを総合的に進めることで、「戦略的な管路整備」を加速させてまいります。

 

要望:

大規模地震は、いつ発生してもおかしくなく、県内の12市6町に水道を供給する県営水道は、生活に直結するライフラインを守るため、地震対策を積極的に推進する必要があります。

「戦略的な管路整備」として進める、大きな口径や復旧に時間のかかる箇所の管路工事については、体制の強化や関係者との協議をしっかり行い、着実に事業を進めるよう求めます。また、工事が長期間にわたることで地域への影響も考えられるため、地元住民の生活や社会活動に対して、十分に配慮しながら事業を推進していただくようあわせて求めます。