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11月28日代表質問「リニア中央新幹線神奈川県駅を「降りたくなる駅」にする取組について」

11月28日令和6年第3回定例会での田中 徳一郎県議による代表質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

田中 徳一郎議員 質問:

そこで、神奈川県駅を「降りたくなる駅」にするため、県は今後どのように取り組んでいこうと考えているのか、見解を伺う。

 

知事 答弁:

リニア中央新幹線の開業に向けては、神奈川県駅を観光やビジネスで訪れる誰もが、「行ってみたい」「また来たい」と感じていただけるような、「降りたくなる駅」にしていく必要があります。
そこで、さがみロボット産業特区内にある神奈川県駅周辺を「ロボットあふれるまち」にしていくために、ロボット企業交流拠点「ファンタステックラボ」を活用して、県民向けのロボット体験イベントを実施するなど、生活支援ロボットの普及を一層促進させていきます。
また、神奈川県駅の近くにはJAXA相模原があり、県内には多くの宇宙関連企業があることから、この強みを活かして、今後成長が期待される宇宙関連産業のクラスターを形成していきたいと考えています。
さらに、開業までの間、神奈川県駅の工事現場をエンターテインメントの拠点にする、「リニア・ステーションシアター」を積極的に活用していくとともに、観光PRにより周辺エリアへの誘客につなげていきます。
今後、相模原市やJR東海とも連携して、こうした取組を進めることで、リニア開業や神奈川県駅周辺のまちづくりへの機運を高め、県経済の活性化につなげてまいります。

 

田中 徳一郎議員 再質問:

リニアの開業が当初の計画よりも大幅に遅れるため、開業までの間に期待しながら待ってもらえるよう機運醸成の取組が必要と考えますが、知事の見解を伺います。

 

知事 答弁:

先日の「さがみはらリニアフェスタ」では、巨大な地下空間や地上で、様々な音楽などのパフォーマンスが実施され、現場がエンターテインメントの可能性を秘めた、まさにマグネット力を持つ場所であることを実感しました。
今後、工事の進捗により変わっていく今だけしかない場所をどのように活用していくか、文化芸術等の専門家からの意見やアイデアもいただきながら、現場を管轄するJR東海とも密に調整し、取組を進めてまいります。
また、JAXAや「ファンタステックラボ」に入居している企業等と連携して、例えば、神奈川県駅周辺において、宇宙を身近に感じ、探求意欲を高められるようなイベントなどを検討していきたいと考えています。

 

要望:

リニア中央新幹線の品川・名古屋間の開業は当初は3年後の2027年とされていましたが、2034年以降にずれ込むとのことで少し遠い話になりました。しかしながら、それが今回、工事現場のエンターテインメントとしての活用という発想につながり、中長期的観点から取り組んでいく時間的な余裕ができたとも考えます。神奈川県駅を誰もが降りたくなる駅にするために必要な取組を、相模原市やJR東海などの関係者とも連携しながら、着実に進めていただくよう求めます。