12月5日令和6年第3回定例会での綱嶋 洋一 県議による代表質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
綱嶋 洋一議員 質問:
都市計画道路・寺尾上土棚線の延伸について、これまでの取組と、今後の取組について、見解を伺う。
道路整備局長 答弁:
都市計画道路・寺尾上土棚線は、綾瀬市の中央部を南北に貫く4車線の道路で、県道横浜厚木から南側は、整備が完了していますが、海老名市や座間市につながる北側は、未整備となっています。
整備済区間には、令和3年に綾瀬スマートインターチェンジが接続しており、その開通効果を県央地域に広く波及させるためにも、未整備区間の事業化に向けた検討を深めていく必要があります。
県はこれまで、地元の綾瀬市などと勉強会を立ち上げ、沿線の土地利用状況の把握や、道路整備の前提となる整備の効果などの研究を行うとともに、測量を実施し、道路の概略設計を進めています。
一方、この未整備区間は、小学校や住宅密集地を通過する計画となっており、以前から、住環境の悪化や地域分断などを懸念する声が寄せられています。
そこで、今年度は、完成後の通行車両などが、周辺環境に与える影響を把握するため、基礎的な調査を行っています。
今後は、道路の設計を進めながら、周辺環境に与える影響調査などをより詳細に進め、地域の方々の懸念が払拭できるよう、地元市とともに事業化に向けた検討を深めてまいります。
要望:
都市計画道路・寺尾上土棚線の延伸については、本会議の一般質問で何度か取り上げてきましたが、綾瀬スマートインターチェンジ開通後の交通量の増加や、周辺で更なる企業の集積が見込まれることからも、延伸の必要性は、ますます高まっていると感じています。
一方で、小学校や住宅地を通過する計画となっていることから、環境の悪化や地域分断などを心配する声が、地域から寄せられていることを踏まえ、地域の方々の御理解・御協力を得られるように、地元の綾瀬市などと連携しながら検討を深め、早期に事業着手するよう要望いたします。