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12月5日代表質問「介護人材の定着に向けた取組について」

12月5日令和6年第3回定例会での綱嶋 洋一 県議による代表質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

綱嶋 洋一議員 質問:

第9期「かながわ高齢者保健福祉計画」において、介護保険サービス等の適切な提供とその基盤づくりに、保健・医療・福祉の人材の養成、確保と資質の向上を施策体系に位置づけ取組を推進することが示された。介護人材の確保及び定着の促進では、若者、外国籍県民など多様な人材確保・定着を図る取組みや、介護の魅力発信や介護職員のモチベーションアップを図る取組みのほか、人材育成や労働環境の改善を支援する取組みに大いに期待するところである。
特に、あらゆる分野で人材が不足している中にあっては、人材の定着を図ることが重要であり、介護の職場の魅力向上や、経験の浅い介護職員の資質向上に取り組むなど、介護の仕事を選んだ人が将来に渡り長く勤められる環境を作ることが大切である。
そこで、介護人材の不足が懸念される中、人材の定着対策に、県としてどのように取り組んでいくのか、見解を伺う。

福祉子どもみらい局長 答弁:

昨年公表された介護現場の実態調査によると、本県では、離職者のうち3年未満で退職する人は約6割を占めており、早期の離職が課題になっています。
そのため、働きやすく魅力ある職場環境づくりや、職員の資質向上などの取組により、人材の定着を図ることが特に重要です。
そこで、県では、魅力ある職場環境づくりとして、職員個々にあった多様な働き方ができるよう、週休3日制のモデル事業に取り組んでいます。
実施した事業所からは、「職員のやる気が高まった」との声や、介護職員からは、「プライベートが充実した」など、高い評価を得ており、今後、導入マニュアルを作成し、普及に向けた取組を進めます。
また、県では、経験の浅い職員の不安や悩みを受け止めるため、年齢や職位が近い職員が相談に応じる「メンター」制度の導入を進めています。
今年度から、メンター候補者が相談のノウハウを学ぶ研修を実施しており、職場全体で若手職員のモチベーション向上に取り組む事業所を増やしていきます。
さらに、職員がキャリアアップを図り、やりがいを感じることができるよう、県は、資格取得のための研修受講料や代替職員の人件費のほか、市町村が実施する現任職員向け研修に補助を行っています。
県では、こうした施策をより一層充実させ、介護が必要な方が安心してサービスを受けられるよう、介護人材の定着を図ってまいります。