9月12日令和6年第3回定例会での原 聡祐県議による代表質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
原 聡祐議員 質問:
教育は未来への投資であり、それを支える教員の確保は重要である。
特に特別支援学校において、教員不足は児童生徒の安全安心に直結することから、早急に改善策を講じる必要がある。
そこで、深刻な教員不足の現状を踏まえ、これまで以上に教員確保に取り組む必要があると考えるが、見解を伺う。
また、特別支援学校においては、教員採用試験の受験資格要件の緩和が必要と考えるが、併せて見解を伺う。
知事 答弁:
教員不足は、子どもたちの学びに大きな影響を及ぼす問題であり、その解消に向けては、働き方改革とともに、教員採用試験の応募者を増やす取組が必要です。
県教育委員会ではこれまで、年齢制限の撤廃や、民間経験を考慮した特別選考の実施など、毎年度、教員採用試験の見直しを行ってきました。
しかし、今年度の応募者は、昨年度と比べて、小学校で約3割、特別支援学校で約2割減るなど、減少に歯止めがかかっていません。
来週からは、小学校の教員について、本県として初めてとなる、年2回目の採用試験の募集を始めます。
県教育委員会では、この試験の応募状況や、近隣自治体の動きなどを踏まえて、今後も採用試験のさらなる見直しを検討し、教員不足の解消に繋げていきます。
特に、特別支援学校の教員については、今後の新校設置に伴う定数増も見据え、受験資格の大幅な緩和を検討してまいります。
要望:
教員不足は、本件の教育の質を確保するうえで、大変に深刻な問題であります。
県教育委員会におかれましては、他自治体の取組などを踏まえ、教員採用試験のさらなる見直しを図るよう要望をいたします。
特に特別支援学校におきましては、教員不足は児童生徒の安心安全に直結することですから、より広い視野を持つ人材を確保するため、採用試験の要件緩和にしっかりと取り組んでいただくよう要望を申し上げます。