9月12日令和6年第3回定例会での原 聡祐県議による代表質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
原 聡祐議員 質問:
今回のデフリンピックはコロナ禍の収束後、国内で初めて行われる国際総合スポーツ大会であり、事前キャンプの受入れが国際交流や障害者理解の推進、また、地域におけるスポーツ振興の機会となることも期待される。
また、東京2020大会の経験を活かし、地元自治体と連携し海外チームの事前キャンプを積極的に誘致する必要もあると考える。
そこで、障がい者スポーツのさらなる推進に向けて、東京2025デフリンピックの開催は絶好の機会となると思うが、大会の機運醸成に向けて今後どのように取り組んでいくのか、見解を伺う。
知事 答弁:
来年のデフリンピック開催は、障がい者スポーツへの理解を深め、共生社会の実現に資することが期待されていますが、デフリンピックの知名度はまだ十分ではありません。
そこで県は、今年11月に象の鼻パークで「東京2025デフリンピック1年前イベント」を開催します。
このイベントでは、陸上競技のスタートの合図を、音ではなく光で知らせる「スタートランプ」の体験などを通じて、工夫すればみんな一緒にスポーツを楽しむことができることを実感してもらい、共生社会の実現をスポーツから発信します。
さらに、県内のプロスポーツチームと連携して、試合会場でデフリンピックをPRするブースの出展やステージイベントを行い、大会の機運を高めます。
また、事前キャンプについては、東京2020パラリンピックの際に、県立スポーツセンターでキャンプを実施したポルトガルから、今回の大会でも同じ場所でキャンプを行いたいとの申し入れがありました。
県としては、地元自治体と連携しながら受入れを進め、キャンプ期間中には選手との交流を積極的に行い、障がい者スポーツの推進につなげてまいります。
要望:
デフリンピックについては県内では競技が行われないとのことですが、障害者スポーツのさらなる推進に繋げるため、本県としても機運醸成にしっかりと取り組んでいただくよう、要望します。
また、事前キャンプについては、大会前だけでなく大会後にもレガシーとして引き継がれていくものであることから、市町村ともしっかり連携しながら誘致に取り組んでいただくよう、要望します。