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9月17日代表質問「海外からの人材の確保及び定着の取組について」

9月17日令和6年第3回定例会での新堀 史明県議による代表質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

新堀 史明議員 質問:

そこで、持続的な県内経済の発展のため、深刻化する企業の人手不足の解消に向けた外国人材の確保及び定着に向けて、今後、県としてどのように取り組んでいくのか、見解を伺う。

知事 答弁:

県では、本年5月に、ベトナムの理系高度人材の確保に向け、株式会社アイデムと連携協定を締結し、7月にハノイ工科大学から4名のインターンシップ生を県内企業に受け入れました。

また、留学生の就職を促進させていくため、留学生の採用に積極的な企業等を対象に、セミナーや合同会社説明会を実施しています。

しかしながら、幅広い業種で深刻化する労働力不足の改善に向けては、更なる取組が必要と考えています。

そこで、県内中小企業等の外国人材の確保等に向けた取組について、庁内での幅広い議論を行いながら、民間企業や経済団体などの意見も踏まえ、どのような施策が効果的か、検討を進めていきます。

また、県内企業に就職した外国人材に長く働いてもらう取組も必要であるため、今年度から、外国人労働者の職場定着のための環境整備に取り組む企業に対し、奨励金を交付しています。

県としても、労働力不足の改善のため、外国人材の確保と定着に向けた取組を更に加速させることにより、県内中小企業をしっかりと支援してまいります。

新堀 史明議員 再質問:

先ほど、ご答弁の中でも外国人労働者の職場環境整備の取組を行う企業に、奨励金を交付されているとのことですが、今年度からの新規事業のこの奨励金について、企業からの反応と今後の方向性について見解を伺います。

知事 答弁:

外国人労働者の職場環境整備に取り組む企業への奨励金について、お尋ねがありました。この奨励金は、6月に募集を開始して以降、多くの企業からお問い合わせがあり、2か月足らずで当初の想定を上回る申請をいただいたことから、既決予算を活用し、増額しました。

この奨励金は、今年度、開始したことから、今後、企業のニーズをしっかり把握しながら、見直しを行うなど、より効果的な事業となるよう検討してまいります。

要望:

企業と連携して、県内企業のベトナム人材の確保を進める取組自体は大変有効だと思いますが、これで終わりにするのではなく、この連携をきっかけにして、さらに発展させていくことが必要であると思います。

また、今年度から開始した外国人労働者のための職場環境整備の奨励金については、これは県内企業の皆様から大好評であります。既に当初予算は消化したとのことから、来年度に向けて、予算の規模の拡大であるとか、あるいは改めて企業のニーズをしっかりと聞いて、より効果的な取組にしていただくことを要望します。