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9月17日代表質問「北朝鮮による拉致問題について」

9月17日令和6年第3回定例会での新堀 史明県議による代表質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

新堀 史明議員 質問:

本県においては、拉致問題の啓発に向けて、映画「めぐみ」の上映会を県内各地で行うなど、これまで様々な啓発活動に継続して取り組んできたことは承知しているが拉致問題の風化を防ぐためには、これまで以上に解決に向けた取組を加速する必要がある。

そのためには、拉致問題への関心が低い若い世代も含め、県民がより一層拉致問題について理解を深め、「拉致は絶対に許さない」という世論が高まるよう、普及啓発に取り組んでいくことが必要だと考える。

そこで、県として今後、拉致問題にどのように取り組んでいくのか、見解を伺う。

知事 答弁:

まさに22年前の今日、9月17日は、初の日朝首脳会談が行われた日であり、未だ残された拉致被害者の帰国を、改めて切に願うところであります。

県では、拉致問題を決して風化させない、という強い思いを持って、県内各地で横田めぐみさんの写真展や映画「めぐみ」の上映会を行うなど、様々な取組を進めてきました。

拉致問題は、重大な人権侵害であり、県民世論を高めて一刻も早い全面解決を国に強く訴えていく必要があります。

そのためには、若い世代の皆さんにも、この問題を知っていただくことが重要です。

そこで、県では、新たに若い世代に向けたポスターを作成し、県内の高校などに掲示するほか、県教育委員会と連携して、映画やアニメ「めぐみ」をすべての県立高校生が視聴できるようにしていきます。

さらに、今年の12月に、私とめぐみさんの弟である横田拓也さんが、県立高校に出向いて、直接、生徒たちにメッセージを発信し、意見交換を行うなど、若い世代への働きかけを強化していきます。

拉致問題は一刻の猶予も許されません。県としても、早期解決に向けて、一人でも多くの県民の方々が拉致問題を自分事として捉えていただけるよう積極的に取り組んでまいります。

要望:

拉致問題の風化を防ぐための取組は、本県として重要課題であると考えます。知事から先ほど、横田拓也さんと一緒に、県立高校に出向くという話もありましたが、本当に、素晴らしい取組だと思いますので、是非、来年度以降も続けていただけるような取組にしていただければと思います。

若い世代に向けて、拉致問題をしっかりと積極的に啓発をしていく、そしてまた継続的に行っていくことが重要です。国や市町村と連携して、若年層を含めた県民への啓発活動をこれまで以上に積極的に進めていただくことを要望します。