9月25日令和6年第3回定例会での小林 武史県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
小林 武史議員 質問:
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の利便性は、非常に高く、今では個人、企業のみならず官公庁においても、情報発信や収集、コミュニケーションツールとして幅広く利用をされています。
例えば日本において、SNSのうち「X(エックス)」「YouTube(ユーチューブ)」「Instagram(インスタグラム)」「Facebook(フェイスブック)」「LINE(ライン)」「TikTok(ティックトック)」などで、公的機関がアカウントを取得して頻繁に活用をしています。
新聞などの紙媒体の部数が減り、テレビを見ない層が増えている中で、スマートフォンから情報を得ている人が増えています。
地元の夏祭りなど地域情事を回る中で、小学生や中学生でも情報収集のため「X(エックス)」を積極的に使っていることを知り、情報発信に使うSNSは、複数あっても良いと考えています。
なぜ、このようなことを申し上げたいかと言いますと、私自身が、能登半島地震の際に、SNSを使って最新の被害状況などを情報収取する際に、その効果を実感したからであります。
能登半島地震発生直後から「X(エックス)」には、様々な災害・救助情報が多数投稿をされており、その速報性と波及性が、特に高く、情報発信に有益だと感じました。
一方で、誤情報や詐欺など犯罪に関する情報も紛れ込んでおり、一つ一つの投稿の正確性には、疑問符が付くものも多く含まれていました。
県警察においても、日頃から県警察ホームページ、ピーガルくん安全メール、SNSのうち「県警察公式YouTube(ユーチューブ)」「県警察公式Instagram(インスタグラム)」のほか、「複数の公式X(エックス)」などを用いて、各種情報発信に取り組んでいることは承知をしています。
玉石混交のネット世界において、危機に見舞われた時こそ、公的機関による速報性、波及性、そして正確性を兼ね備えた発信が県民から求められていると考えています。
その上で、「X(エックス)」については、一部の警察署でしか運用されていないことも確認をいたしました。
いずれは全ての警察署において「X(エックス)」による犯罪情報などを発信していくことが、県民の行動判断の一つとして、今まで以上に安全安心につながると考えています。
そこで、警察本部長に伺います。
警察活動を発信するSNSの活用状況と、今後の方針について見解を伺います。
局長 答弁:
現在、県警察においては、県警察ホームページにより県内全般にわたる情報の発信を広く県民に行うとともに、ピーガルくん安全メールやSNSの各種媒体を通じ、それぞれの地域やテーマに関する情報発信を行っております。
SNS等の媒体による情報発信の内容としましては、「犯罪・災害など県民皆様の安全に関する情報」「イベントやふれあい活動などに関する情報」「警察職員の採用・募集に関する情報」などでございます。
議員、御指摘の「X(エックス)」については、利用者が多く、特定の年齢やターゲット層に情報を発信することができる特徴を有しており、こうした実態を踏まえ、各所属の判断で媒体の一つとして有効に活用しております。
県警察においては、引き続き各所属に効果的な情報発信について働きかけるとともに、各種SNSなどの特性を生かし、提供すべき情報内容に応じて、タイムリーな情報発信に取り組んでまいります。