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9月25日一般質問「かながわ平和祈念館について」

9月25日令和6年第3回定例会での小林 武史県議による一般質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

小林 武史議員 質問:

若い世代を含む多くの県民が、かながわ平和祈念館に来館し、戦争を伝える展示ホールの貴重な遺品や戦争で家族を失った遺族の手紙を目にすることで、戦争を我が事・自分事としてとらえ、戦没者への追悼や先人の犠牲の上に今日の平和があることを次世代に継承してほしいと考える。

そこで、戦後80年を前に、若い世代をはじめ、より多くの県民がかながわ平和祈念館に行っていただけるよう、どのように取り組んでいくのか、見解を伺う。

知事 答弁:

かながわ平和祈念館は、県戦没者慰霊堂に隣接し、無念にも亡くなられた戦没者の遺品や手記を数多く展示して、戦争の悲惨さやご遺族の深い悲しみを今に伝える重要な施設です。

県では、戦没者・戦災死者を追悼し、平和の尊さを次世代に継承していくため、令和5年1月に開設した「追悼・継承ポータルサイト」等により、平和祈念館の周知を図ってきました。

また、本年8月15日の終戦の日には、FMヨコハマのラジオ番組「LIGHT UP KANAGAWA」で、私から戦争にまつわるエピソードとともに、平和祈念館について紹介をしました。

しかし、来館者数は、コロナ禍以降、減少傾向にあります。戦後80年を迎える今こそ、若者をはじめ、多くの方に立ち寄っていただくための取組の強化が必要です。

そこで県では、来年度、平和祈念館を会場として、横浜大空襲の様子や終戦の思いなど、戦争体験にまつわる証言映像の上映会や、戦後80年にちなんだパネル展示などを行います。

また、戦没者慰霊堂で行う祈念行事とも連携して、語り部による講演会などを開催することで、より多くの県民が訪れ、戦没者の方に深く思いを寄せていただけるよう取り組みます。

さらに、例えば、県立の社会教育施設で行う戦後80年に関連した展示における平和祈念館のPRなど、他施設との連携を検討していきます。

県はこうした取組を通じて、かながわ平和祈念館に多くの方に訪れていただくことで、戦没者への追悼の思いや平和の尊さをしっかりと未来に継承してまいります。