9月25日令和6年第3回定例会での武田 翔県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
武田 翔議員 質問:
核家族化や地域コミュニティの希薄化が進んだ都市部において、子育て世帯の方は誰にも悩みを相談できず、孤独感を深めている。
当事者の目線を大切にする本県として、子育て当事者の悩みに寄り添い、不安を解消していくさらなる取組が必要であると考える。
そこで、子育ての悩みや不安を解消するため、今後、どのような取組を行っていくのか、見解を伺う。
知事 答弁:
県では、子育てをする家庭に役立つ情報を提供するため、LINEを活用した「子育てパーソナルサポート」を昨年12月にリリースし、現在、4万人以上の方にご利用いただいています。
子育てパーソナルサポートでは、行政の子育て支援情報を発信するほか、父親の育児を応援するウェブサイト「パパノミカタ」で紹介している、おすすめお出かけスポットやイベント情報などを、タイムリーにプッシュ配信しています。
子育てパーソナルサポートの機能の充実に向け、子育てをしている方々のインターネットでの検索ワードを分析したところ、「つらい」「逃げたい」というネガティブなワードが多く、当事者は不安を抱いていることがよくわかりました。
また、「かながわ子ども家庭110番相談LINE」では、「相談機関はハードルが高い」「相談し合えるママ友がいない」といった声が寄せられています。
そこで県では、子育てパーソナルサポートをさらに充実させるため、民間の子育て支援アプリと連携し、子育ての悩みをオンラインで、保健師などの専門家に相談できる機能や、子育て当事者同士が交流できる掲示板などの機能を提供することとしました。
県では、今後も子育て当事者の目線に立って、悩みや不安の解消に向け、支援の充実を図ってまいります。
要望:
子育てに対する保護者の不安を解消するため、相談ができる身近な場が必要です。相談したいときに相談できる、そして、子供を預けたいときに預けられる、子供を預けて、仕事がしたいときに仕事に専念できる、そのような環境が必要だと思います。先ほど、知事からご答弁をいただき、子育てに不安を抱える保護者が保健師に相談できる機能や保護者同士が悩みを共有できる場を増やしていく等の取組を進めていることはわかりました。今後も、広域自治体として、県内の市町村と連携し、安心して子育てができる環境を更に整備することを要望いたします。