9月25日令和6年第3回定例会での武田 翔県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
武田 翔議員 質問:
近年、従業員の働きがいなどを定量的に測定し、可視化するための調査である、「エンゲージメント・サーベイ」という手法を活用する企業が増えている。
今後は行政でも、こうした民間の取組を柔軟に取り入れていく必要があるのではないか。
そこで、県庁でもエンゲージメント・サーベイのような手法を導入し、働きがいのある職場づくりを進めていくことが重要と考えるが、見解を伺う。
知事 答弁:
まず、働きがいのある職場づくりについてです。
県では、平成27年度から「行政改革に関する職員の意識調査」を実施しており、昨年度は77.1%もの職員が働きがいを感じていると回答するなど、民間と比較しても満足度が高いという調査結果が出ています。
一方で、働きがいを感じていないと回答した職員にその理由を確認したところ、組織目標と、担当する業務の関連性が実感できない、という意見が多く寄せられました。
そこで、今年度から、各職場で組織目標に関するミーティングを実施し、議論を深めることで、職員の納得感を高め、働きがいを実感してもらうための取組を始めました。
また、調査を実施した後の、結果のフィードバックが足りないという意見も多く寄せられました。
職員のエンゲージメントを高めるためには、調査で回答された意見が、組織の改善に反映されていると実感できることが重要です。
そこで、昨年度から、調査の分析結果だけではなく、具体的にどのような対策を講じたかを取りまとめ、全庁に周知しています。
今後とも、職員からの意見に対し、その結果をフィードバックする取組を継続していくことなどにより、県庁がより一層働きがいのある職場となるよう、取り組んでまいります。
武田 翔議員 再質問:
職員の意識調査を通じて、働きがいのある職場づくりを進めていることは理解した。
さらにより良い職場にしていくためには、調査結果における課題を職場ごとに生かし
ていくことが重要と考えるが、どのように取り組んでいくのか。見解を伺う。
知事 答弁:
職員の意識調査における課題を職場ごとに生かしていくことについて、お尋ねがありました。
本県では、働き方改革取組方針に基づき、各職場において、働き方改革について意見交換を行う「議論の場」を実施しています。
この「議論の場」を活用し、調査結果で明らかになった課題について、各職場内で解決、改善に向けた話し合いを実施し、職員が納得して業務を遂行できる、働きがいのある職場づくりを進めてまいります。