Skip to content

9月19日一般質問「神奈川版ライドシェアについて」

9月19日令和6年第3回定例会での石川 巧県議による代表質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

石川 巧議員 質問:

神奈川版ライドシェア、「かなライド@みうら」について、しっかりと本格実施につなげ、地域の足として定着することができれば、飲食店街も活気づき、地域の活性化にもつながっていくものと考える。

そこで、三浦市域における神奈川版ライドシェア、「かなライド@みうら」について、これまでの実証実験の実施状況をどのように評価しており、今後どのように取り組んでいくのか、見解を伺う。

知事 答弁:

県は、利用者目線に立ち、タクシー事業者と連携した神奈川版ライドシェアの仕組みを、全国に先立って作り上げ、本年4月から、夜間のタクシー不足が生じている三浦市において、市を実施主体とする実証実験を行っています。

これまでの利用回数は、500回を超え、直近1か月では、当初に想定した1日平均5回の利用がなされています。それは、県や市の広報紙でのPRをはじめ、私が出演するテレビ・ラジオ等での幅広い周知活動などにより、認知度が向上してきたためと思われます。

また、配車アプリを利用した方で、実際に乗車できた割合が、昨年の6割から、今年は約8割へと、2割近く向上し、ライドシェアの導入で、タクシー不足問題の改善が図られています。

運行・安全面に関しても、これまで、トラブルや事故はない上、利用された方々からは、「便利だった」「また利用したい」といった多くの声をいただいています。

そこで、これまでの実証実験の状況からは、神奈川版ライドシェアは、タクシー不足に対して、有効な手段であると評価しています。

今後の取組ですが、12月までの実証実験を進めながら、得られたデータを基に、三浦市やタクシー会社などと、採算性などの検証を行い、本格実施に向けた事業スキームの検討を深めていきます。

こうした取組をしっかりと進め、実証実験終了後、切れ目なく本格実施につなげていきたいと考えています。

 

要望:

「かなライド@みうら」は、全国に先駆けて実施しているものであり、県や市の広報などの努力もあって、地元で多くの方に知られるようになってきました。しかし、私の周りには、まだ、安全面の懸念ですとか、クレジット決済などを理由に、利用していないという方もいらっしゃいます。潜在的な需要は、まだまだあるのではないかと考えております。

これまでの実証実験の中では、事故やトラブルが無いということでございますので、残りの3ヶ月の期間で、ぜひ知事もご活用いただいて、懸念を可能な限り払拭していただきたいと思います。先ほど知事から切れ目なく本格実施につなげていきたいという前向きな答弁をいただきましたので、ぜひデータの検証や関係者との調整を精力的に行っていただくよう要望させていただきます。