6月18日令和6年第2回定例会での藤代 ゆうや県議による代表質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
藤代 ゆうや議員 質問:
近年、公民連携により、公共空間の効果的な活用の方法を探る手法の一つとして、公共施設をお試しで使ってみる、トライアル・サウンディングという手法が全国的に大きな注目を集めている。
トライアル・サウンディングは公共空間を有効活用する手法として大変有効であり、賑わい創出による地域活性化のほか、事業の本格実施に上手くつながれば、自治体において施設の利用料などの収入の確保といったメリットもあることから、県においても積極的に活用していくべきと考える。
そこで、県有施設におけるトライアル・サウンディングの活用について、県として今後どのように取り組んでいくのか、見解を伺う。
知事 答弁:
県は、県庁を身近に感じてもらえるよう、平成21年度より、一般の方々に広く本庁舎を公開しており、これまでに延べ65万人を超える方々に訪れていただいています。
また、こうした庁舎公開を、「ベトナムフェスタin神奈川」や「マグカル開放区」などのイベントと連携して行うことで、周辺地域の活性化にもつながるよう、取り組んできました。
トライアル・サウンディングは、施設の空きスペースを事業者に暫定的に使用してもらい、収益性も含め効果的な活用方法を探るもので、これにより、周辺地域の賑わいを創出することも期待できます。
近年、全国的に事例が増えつつあり、県内でも、藤沢市や茅ヶ崎市などが市役所前広場の活用等に積極的に取り組み、具体の成果を挙げています。
そこで、県としても、庁舎公開の実績のある本庁庁舎において、他自治体の事例なども参考にしながら、トライアル・サウンディングの活用を検討していきます。
その上で、施設利用の需要や収益性なども含め、効果や課題を検証してまいります。
要望:
今回、提案をいたしましたトライアル・サウンディングは、公共空間の有効活用を主な目的としておりますが、既に導入している自治体では、民間の創意工夫により様々なイベントが行われ、地域の方々にも好評であり、「賑わいの創出」といった面でも大きな効果があると考えております。
今後、県や市町村においては、更に導入が進めば、地域の活性化にもつながるため、出先の庁舎や県立都市公園など、他の施設にも取組が広まるよう要望をさせていただきます。