6月25日令和6年第2回定例会での山本 哲県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
山本 哲議員 質問:
寒川新橋団地は、建設後50年近くが経過し、老朽化がかなり進行している。
また、バリアフリー対応も十分ではないため、高齢者の方々が階段の昇り降りなどに苦労しているとの声を多く聞いている。
今般、県が、健康団地推進計画に基づき、寒川新橋団地の建替えを具体的に進めることになったことは承知している。
令和5年11月に開催された、住民の方々への説明会では、建替えへの大きな期待が寄せられる一方で、引っ越しに関することや、建替え後の居住環境について多くの質問が寄せられたと聞いている。
そこで、県営寒川新橋団地について、今後どのように建替えを進めていくのか、見解を伺う。
局長 答弁:
寒川新橋団地は、昭和54年の建設後、約50年が経過しており、老朽化が著しいことから、「県営住宅 健康団地推進計画」において、建替えを行うこととしています。
建替えにあたっては、バリアフリー化を図ることとし、これまで設置されていなかった、エレベーターを設置するとともに、段差のない整備を行い、高齢者などにとって、利用しやすいものとします。
また、地域住民も含めた多世代が交流できる場を創造することとし、新たに、コミュニティルームや、コミュニティ広場を整備します。
さらに、脱炭素化に向けて、太陽光発電設備やLED照明を設置したり、二重
サッシなどで断熱性能を向上させる、ZEH水準の住宅として整備します。
工事は、今年の秋に着手し、令和11年度までに完成させる予定で、全6棟を3棟ずつ、2期に分けて、建て替えて行きます。
こうした内容について、入居者の方々へは、昨年11月に説明会を開催し、丁寧な説明を行いました。
また、1期工事に伴い、仮移転をお願いする方々に対しては、個別に面談して希望を伺い、移転先として用意した近隣の県営団地などへのご案内を終えています。
現在、仮移転先への引越しを進めていただいているところですが、困った事があれば、しっかりとお聞きして、丁寧に対応するなど、引き続き、入居者の方々に寄り添い、円滑に建替工事を進めてまいります。
要望:
入居者の方々に寄り添って建替えを進めていただくとの答弁をいただきました。
寒川新橋団地には、高齢者の方々が多くおられるため、建替え期間中のご負担を極力抑え、皆様が安心して暮らせるよう、きめ細かい支援や配慮をお願いします。
また、工事期間中の騒音や粉じんなどで、近隣にお住まいの方々にご迷惑をかけることがないよう、十分な対策をお願いいたします。