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6月25日一般質問「小出川の整備について」

6月25日令和6年第2回定例会での山本 哲県議による一般質問を掲載させていただきます。

以下が内容です。

山本 哲議員 質問:

度重なる過去の水害の経験や、近年の豪雨災害の激甚化・頻発化の状況から、地元では小出川の整備に期待する声が高まっている。

現在、県が護岸や遊水地など小出川の整備に懸命に取り組んでいることは承知しているが、一刻も早く、地域を浸水被害から守り、町民の皆様の不安を解消していくために、取組を一層促進させて行く必要があると考える。

そこで、小出川の整備について、今後どのように取り組んでいくのか、見解を伺う。

局長 答弁:

小出川は、過去に度々、浸水被害が発生しており、県は、小出川を都市河川重点整備計画に位置付け、護岸や遊水地の整備を重点的に進めています。

まず、護岸については、相模川合流点から上流に向けて、川幅を広げながら整備を進めており、これまでに、整備が必要な延長約11キロメートルのうち、約6割が完成しています。

現在は、寒川町岡田までの区間の整備を進めているところで、今年度末までに、右岸側の川幅の拡幅と、護岸の整備を完了させます。

来年度には、対岸の整備も完了させる予定としており、これによって、平成26年に甚大な浸水被害が発生した、岡田地区では、被災当時に比べ、2倍以上の水を流すことが可能となり、安全性が向上します。

次に、遊水地については、令和3年度から用地取得に着手し、地権者の皆様の御協力を頂きながら、令和5年度までの3年間で、事業に必要な約5へクタールの用地のうち、約8割の取得が完了しました。

令和4年度からは、まとまった用地が確保できた箇所で、遊水地の掘削工事などに着手しています。

今後は、残る用地について、精力的に取り組み、今年度中に約9割の用地を取得する予定です。

その後、池の周囲に地下水を遮断する、止水壁を設置し、周辺の地下水位の低下を防止した上で、本格的に地盤を掘り下げる工事や、遊水地を囲む堤防の築造などを進め、令和12年度の完成を目指します。

このように、県は、いのちと財産を守る、小出川の整備に、しっかりと取り組んでまいります。

 

要望:

小出川沿いにお住まいの方々の不安を一刻も早く解消するためにも、引き続き、着実に整備を進めていただくことを要望します。

また、遊水地のような大規模な事業については、地域の方のみならず、広く県民に対して周知していく必要があると考えますので、積極的にアピールをしていくことも要望します。

併せて、河川に堆積した土砂や繁茂した樹木の撤去など、維持管理にも取り組んでいただくことを改めて要望いたします。