6月24日令和6年第2回定例会での田村 ゆうすけ県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
田村 ゆうすけ議員 質問:
国際園芸博覧会GREEN×EXPO 2027は一都三県で開催される初の万博として、花き園芸の振興にとどまらず、県内経済活性化等の波及効果も期待されることから、成功に向けた機運醸成の取組を進めていく必要がある。
全国的な機運醸成に向けては、国において、開催を記念する自動車のナンバープレートや寄附金付き郵便葉書・郵便切手の発行などについて準備を進めていると承知している。
機運をさらに広げていくためには、県においてもPRの取組を広域的かつ効果的に行う必要があると考えており、県内各地での周知や県民の関心を引くような取組を積極的に進めていくべきと考える。
そこで、さらなる機運の醸成に向け、県として、今後どのように取り組んでいくのか、見解を伺う。
局長 答弁:
県では、これまで、横断幕やカウントダウンボードを県庁舎に設置したほか、植物園でのフォトスポットの設置や、各地の花関連のイベントでの広報などにより、主に園芸に親しむ層への周知を行ってきました。
そうした中、開催までいよいよ1000日を切り、今後は、より幅広い層への周知を行っていく必要があります。
そこで、県ゆかりの著名人やボーイ・ガールスカウト、緑の少年団など、様々な分野の方々に声をかけ、一緒に盛り上げていただく「GREEN×EXPO 2027応援団」を結成します。
そして、応援団の皆様に、イベントへの出演や、SNSの発信などを通じて、多くの方々にGREEN×EXPO 2027への参加を呼びかけていただき、県全体で応援する機運を醸成していきたいと思います。
さらに、多くの県民の皆様に機運醸成の段階から主体的に関わっていただき、GREEN×EXPOそのものへの参加につなげていきたいと考えています。
例えば、高校生から参加したくなるアイデアを募集して、実際に会場で実現したり、各地域の団体や子どもたちが育てた花からとれた種で、会場を彩る花壇を作る取組などを進めていきます。
今後、機運醸成に向けた様々な取組を実施し、「みんなで盛り上げ、みんなで創り、みんなが参加する万博」を目指し、オール神奈川で盛り上げてまいります。
田村 ゆうすけ議員 再質問:
先ほどの答弁で、様々な機運醸成の取組を実施するとのことであったが、その一環としても、観光施策の推進は重要と考える。
来年、大阪・関西万博の開催を控えている大阪府では、JRグループ6社と地元自治体、観光事業者等が共同で実施する大型観光キャンペーン、「デスティネーションキャンペーン」を実施している。GREEN×EXPO 2027の機運醸成においても、こうした全国規模のキャンペーンの活用が必要だと考えるが、知事の見解を伺う。
局長 答弁:
「デスティネーションキャンペーン」は、JR各社による全国的な宣伝活動に加え、地元自治体、観光事業者が一体となって、本県に人を呼び込む取組でありまして、GREEN×EXPO 2027の機運醸成にもつながるものと考えています。
そこで、横浜市や国際園芸博覧会協会などの関係者とも相談しながら、「デスティネーションキャンペーン」へのエントリーについて検討してまいります。
要望:
GREEN×EXPO 2027に多くの方に参加してもらうために、応援団の結成などのほか、ナンバープレートでのPR等、様々な手法により幅広い世代へ認知を広げ興味を持ってもらうとともに、住民主体の取組とも連携を深めるなど、様々な取組により機運を高めていく必要があります。例えば、「デスティネーションキャンペーン」のような取組により、本県への誘客を図るとともに、瀬谷で行われている「フラワーフェス2024」「フラワーロードプロジェクト」のような地域の関係者の取組などにも積極的に連携して、成功に向けて盛り上げていただくよう要望をいたします。