2月26日令和6年第1回定例会での田中洋次郎県議による一般質問を掲載させていただきます。
以下が内容です。
田中 洋次郎議員 質問:
孤独・孤立対策推進法の施行を孤独・孤立の解消の実現につなげるためには、幅広の課題に対して、「ともに生きる社会の実現」を掲げる県がリーダーシップを発揮し、取り組む必要性がある。
そこで、孤独・孤立対策推進法の施行を踏まえ、孤独・孤立に悩む人を誰一人取り残さない社会の実現のため、どのように取り組んでいくのか、見解を伺う。
知事 答弁:
単身世帯の増加など、社会環境の変化により、人や社会とのつながりが薄れ、自分らしい生活を送ることができなくなる孤独・孤立の問題が深刻化しています。
孤独・孤立に悩む方は、誰も頼れない、声を上げられないなど、不安を抱え、最初の一歩を踏み出すきっかけを得られないことが指摘されています。
昨年公表された国の調査では、約4割の方が孤独を感じることがある、と回答しており、人生のあらゆる場面で、誰でも孤独・孤立に陥るリスクがあります。
そこで、県では、今年4月の孤独・孤立対策推進法の施行に合わせ、孤独・孤立に悩む方を社会全体で支えるため、当事者やNPO、企業、市町村等が参画する「仮称/かながわつながりネットワーク」を速やかに立ち上げます。
このネットワークでは、当事者の声を丁寧に伺い、孤独・孤立に悩む方が、最初の一歩を踏み出しやすいよう、人や社会とゆるくつながる方法を検討します。
具体的には、NPOや企業の先駆的な取組とアイデアを活かした、食や趣味を通じた居場所づくりや、SNS・メタバースによるつながりづくり等に取り組み、その成果を市町村に波及させていきます。
県は、孤独・孤立に悩む方の目線に立って、不安を取り除き、人や社会とつながれるよう支援を行うことで、誰一人取り残さない「やさしい社会」の実現を目指してまいります。